ポラリエ用極軸望遠鏡について-2
先日紹介したポラリエ用極軸望遠鏡の照明装置を設計しています。
回路自体は,先に紹介した極めて簡単なものですが
点灯用のボタンスイッチや明るさ調整ボリュームの位置を試作機で確認します。
回路はAP-PFL同様にプリント基板を起こしますが基板そのものは200円程度です。
ただイニシャルコストが200枚分以上になるのでミスは許されません。
基板をアーム内に組み込んだ状態でリチウム電池の交換ができるかなどが
重要ですが,よくやらかすミスはボリュームの取付向きで
間違えると時計方向に回した時に暗くなってしまいます。
そういえば,GF50の基板作成時も照明ボリュームの方向を間違ってしまい
作り直しました。他は間違っていなかったので大変残念でした。
採用する暗視野照明の極軸望遠鏡は昨日紹介したiOptron社製です。
iEQ30などと同じなので同社の赤道儀や
同じ原理のP-2,EM-10(11)などをご使用の方には馴染みやすいでしょう。
AP赤道儀の記事ではコストダウンを強調しましたが
純正では赤道儀本体に対して極望の価格が割高なためです。
今回ポラリエ用としてはセッティングの容易さやサイズで選定しました。
以下はケンコーのスカイメモ用との比較ですがこんなにコンパクトです。
両者の価格は殆ど同じなのでコストダウンが目的ではありません。
この暗視野照明装置内蔵の極軸望遠鏡はポラリエ以外でも使えます。
その場合接続ネジは不要なので,17,000円ほどの予定です。
8月末の発売予定です。
記事とは関係ありませんが,先に紹介したリーズナブルなモノクロガイドカメラ
(TOUPCAM GCMOS01200KPB)は現在動作を確認しています。
感度など基本的な確認は済んでいますが
ASCOM環境下でのPHD Guidhingなどとの相性を確認中です。
なかなか晴れず進んでいませんが,全ての確認がとれ次第発売予定です。
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