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2015年7月 2日 (木)

iEQ30Pro赤道儀-1

B15_07_02


iOptronの小型赤道儀iEQ30Proを発売元の協栄産業からお借りしています。
構造を理解したうえで調整のポイントなどを掴むのが目的ですが
この赤道儀の特徴や使う上での注意点
さらに実際にガイド撮影した結果などもリポートさせていただいています。

お借りして1月ほどになりますが天候が悪く追尾や実際のガイドテストは
まだすんでいません。そう長くないうちに梅雨明けするでしょう。
 

iEQ30のステッピングモーターはトルクが小さいので
軸回りのバランスを要求されますが
クランプフリー時の回転が滑らかなので調整は容易です。
少しの負荷がかかるだけでモーターは脱調しますが
鏡筒やケーブルが干渉したときの安全策と考えれば良いのかも知れません。


iEQ30Proは実運用では,10cm屈折が上限と思うのでビクセンのVSD100を
搭載してテストしてみましたが特に不具合はありませんでした。
(写真はウォームの状態などを確認するためカバーを外しています)


B15_06_053

B15_06_051

恒星時追尾時の消費電流も小さいので(実測で約300mA弱,at12V)
モバイルバッテリーでも駆動できます。
最近求められている軽量のGOTO赤道儀として最適かも知れませんね。


iEQ30Proは三脚やハードケース付で18万円(税別)と魅力的な価格です。
全品検査・調整後に出荷されるとの事です。

iOptronの赤道儀は天文ハウスTOMITAさんでも扱われるそうです。(2015.7.3追記)

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