AP赤道儀の極軸望遠鏡について

ビクセンAP赤道儀用の極軸望遠鏡については
先のブログで照明装置を紹介しましたが本日は本体についてです。
採用する極軸望遠鏡は何度か紹介したiOptron製ですが
ただ極軸にねじ込むだけでは
レチクルのパターンは以下のように真っ直ぐにはならないので
ネジ込み後の回転角度を調整できる構造にしています。
後述する再現性のある極軸の回転角度で
下のように時計の文字盤と同じ位置に調整しておけば
iPhoneのアプリが表示する位置に北極星を導入するだけです。
以下は’Poler Scope Align’の表示ですが紹介する極望そのものです。
撮影中は北極星の位置は変わりますが40分の円上に乗っていれば
撮影中のズレはないと判断して良いでしょう。


再現性のある極軸の回転角度ですが
簡単な方法は極軸の固定部と回転部に以下のような指標を貼るだけです。
位置はどこでも良いのですが通常はバランスウエイトが真下になる位置が
良いでしょう。この方法でも露出時間が短いデジタルカメラでの撮影なら
300mm程度でも問題ありません。
(三脚の水準を取れば以下と同じ精度になります)

冷却CCDで長時間露出される場合は,据付精度を上げるために水準器の
併用をお薦めします。EM-11などと同じですね。
これもどこでも良いのですが赤緯モーターハウジングに付けてみました。
大事なことは,これらを合わせた(水平にした)状態で
レチクルのパターンが真っ直ぐになるよう,鉄塔などで合わせるだけです。
記事の内容に間違いがあったので抹消しました。

以前の記事でコストダウン目的と紹介しましたが使い易さも求めています。
GP式の極望は月日と時刻を合わせる必要がある上に
季節によっては鏡筒が真下になってしまいます。
時刻を確認する手間とiPhoneのアプリで北極星の位置を確認するのは
同じようなものなのでGP式よりずっと使い易いと思います。
またケンコー式は時角をこぐま座のδ星(δUMi)で合わせますが
こぐま座のδ星は暗いので少し明るい空では見にくいようです。
好みの問題ですが,P-2,NJP,EM-11など
タカハシの極望に馴染まれている方にはiOptron製が喜ばれるでしょう。
なお,来月発売予定のポラリエ用も同じ原理になります。
極望の時角調整について紹介しましたが
お客様で赤道儀に装着後は光軸の調整も必要です。
極軸を回転しながら行いますが方法は取説に詳しく説明しています。
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