自動導入仕様AP赤道儀の発売時期について
自動導入仕様のAP赤道儀(AP-GOTO)については度々紹介していますが
発売時期は新型に移行するMTS-3の供給に委ねられていました。
本来なら既に新型に移行している時期ですがメーカー開発が遅れているため
急遽,現行機種を追加で供給していただくことになりました。
昨年からAP-GOTOをご予約いただいているお客様へは個別にご案内しますが
現行MTS-3仕様のAP-GOTO 10台は,10月に出荷できる予定です。
その後12月~来年1月頃に第2ロット(10台)を計画しています。
現行のMTS-3を採用した場合は
写真のように赤道儀とコントローラーは一本のケーブルで接続します。
電源やガイド端子も含め赤道儀のインターフェースパネルに集約するので
ケーブルの取り回しがスマートです。
MTSの新旧とは関係ありませんが,AP赤道儀の赤緯体には3分割された
空間があります。中央には連続点灯の照明装置(AP-PFL)を
片側にはBluetoothモジュール(オプション)を組み込みます。
もう片側の側面には5V→12Vのステップアップ装置を組み込めば
モバイルバッテリーで駆動できるので便利でしょう。(計画中)
AP-GOTOの消費電流は12Vで250mAほどなので,10,000mAh(at3.7V)の
モバイルバッテリーで一晩(計算上は12時間)は駆動できます。
なお一連の記事では自動導入までは希望されないお客様のために
2軸ガイド仕様も商品化する計画と記していましたが
現行のMTS-3を採用する自動導入仕様との価格差が小さいため保留しています。
(自動導入仕様が一式で265,000円に対して2軸ガイド仕様は225,000円)
純正品で構成された2軸ガイド仕様が協栄産業オリジナルで商品化されましたが
たいへん安価なのでそちらをご推奨いたします。
また,自動導入仕様についてもSX2とSB10のセット(三脚付)より高くなっています。
敢えてAP赤道儀を自動導入化するのは三脚も含め軽量化(約5kg)を求めるためで
車で移動する場合など,そこまで重さに拘らなければSX2がお得でしょう。
現在,EM-200などを10月以降の改造をご予約いただいているお客様は
新型のMTS-3完成後でご案内しておりますが
10台ほどは現行品で改造を行えるようになりました。(10~12月の予定)
後日個別にご案内いたしますのでよろしくお願いいたします。
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