VSD100用フォーカサーの最終形
ビクセンVSD100用3点保持バンドとフォーカサーについては先のブログで
ご紹介していましたがフォーカサーの仕様を見直しております。
3ヶ所保持バンドでドローチューブも保持していますが,先の紹介した方式
(カメラレンズ用MFAと同じ送りネジ式)では,重量級の冷却CCDカメラを
装着した時に,滑りへの不安があったためです。
色々テストしてみましたが,ヘリコイドを駆動するのはこの方法が基本のようです。
以前Tele-Apotessar400mmF4などで採用していますがまた原点回帰ですね。
ただちょっとだけ進化?したのは手動での操作も簡単に行えることです。
VSDのヘリコイド部がテーパーになっているのでベルトを少しずらすだけですが
使ってみると意外と便利です。
実際は大方のピント位置が決まれば後は電動で操作しますが
システムの組み直し時などピント位置が大きく動いた時に威力?を発揮します。
少し遠回りしましたが,ドローチューブのバンドと併せて理想のフォーカサーが
完成したと思っています。
屈折望遠鏡の場合,温度変化によるピントのズレが著しいので
冷却CCDで撮影する場合は電動フォーカサーは必須でしょう。
夏場にTOA-150で撮影して際は数コマでピントがずれていました。
VSD100用3点保持バンドとフォーカサーは現在販売を休止しています。
今回の記事はご購入いただいた方への情報として掲載したものです。
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