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2015年9月13日 (日)

マークXオートガイド改造

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純正のマークX用モータードライブにオートガイド端子をつけてみました。
スペースの関係上,ガイドカメラとはステレオミニジャックで接続します。

マークXはここで紹介したように±10秒角ほどのPモーションなので
200mm程度なら概ね満足の行くガイドができますが
先日紹介したSIGMAの180mmなどシャープな望遠レンズではガイドしたくなります。
せっかく高性能のレンズを使うのだから性能をフルに引き出したくなりますよね。

改造しても1軸ガイドですが,マークXには信頼できる極軸望遠鏡が内蔵されて
いるので,オートガイドでPモーションをキャンセルすれば300mmでも完璧でしょう。


B15_09_132_2


ただこのモータードライブの増減速回路は
アクティブHIなので(常時GNDレベルで,操作時にVCC=12Vレベル)
増減速スイッチ部にガイド信号を接続するだけでは動作しません。
(オープンコレクターの場合であって,メカニカルリレーでは動作します)

そのために動作をアクティブLOWへの反転とレベル合わせ回路が必要ですが
スペースの都合もあったので写真のようにトランジスターなどで対処しました。

 

今回の改造は興味があったので行いましたが,他機種も含め今回のような
オートガイド改造は業務としては受注しておりません。
一般に回路を調べてみないと改造の可否も判断できませんが
調査と改造には時間を要すため業務として行うとそれなりの費用になります。
申し訳ありませんがご理解いただだけると幸いです。

なお,今回紹介した記事に限っては,改造に関する情報はご提供いたします。
ご自身での改造になりますが,興味がある方はHPからお問合せください。


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