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2015年10月 4日 (日)

タカハシFC50,60,65用の鏡筒バンド(TB-68)の再販

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タカハシFC50(60,65)用のTB-68は,対象となる鏡筒の生産終了に伴い
バンドの販売も終了しています。

ただ終了後も再販のご要望が多いので限定になりますが製作しました。
殆どはご予約分ですが僅かな余剰があります。
価格は以前販売していたときと同額の13,500円で送料は540円です。
 
 
このFCシリーズは日食撮影用としては定評があります。
2枚玉なので周辺はボケていますが日食撮影にはほとんど影響ないでしょう。
シンプルなレンズ構成なのでゴーストが出ないことが優先されるようです。
撮像面がピカピカなデジタルでは銀塩以上に気を配らなくてはならないようです。
 

銀塩と言えばその頃は,常にフィルムの残り枚数に気を使いました。
皆既中に交換される方もおられますが,あまりの緊張で巻き戻さずに裏蓋を
開けてしまうなど,通常では考えられないミスもあったようです。
 

デジタルになってからはその縛りからは開放されましたが
今度はプロミネンスが赤く写らないという新たな悩み?も起きていました。
これにつてはEOS 60DaやNIKO D810Aの登場で解決できるでしょう。
本来は散光星雲の発するHα域の感度を高めた天体写真専用のカメラですが
日食でも活躍するでしょう。
来年3月のインドネシア日食ではこの2台を使う予定です。
 

2010年のイースター島日食写真の内ゴーストが出たカットです。
(拡大に使ったエクステンダーで出たもの。クリックで拡大します)
また,プロミネンスも銀塩のようには赤く写っていませんね。
これらは画像処理で対応できるかも知れませんが写真ではなくなりそうです。


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