ポータブル赤道儀の2軸駆動化について
M-GEN登場の影響かと思いますが,既存のポータブル赤道儀2軸改造の
問い合わせが多く寄せられます。
2軸ガイドを行うためには電動化された赤緯駆動部が必要になりますが
コストや大きさの都合で,現時点ではAP赤道儀の手動モジュールが有力でしょう。
先日から紹介しているスカイメモPに組み付けてみましたがバランスもよさそうです。
残念ながら,お問合せの多いH-40やスカイグラフにはAPモジュールのサイズから
適合できませんが,スカイメモR(RS)なら実現できるかも知れません。
駆動回路の入れ替えもスカイメモR(RS)側面のパネルごと交換する方式をとれば
キット販売もできそうです。
ただ,ステッピングモーターを組み込んだAP手動モジュールだけで
40,000円ほどの原価なので,これに金具や駆動回路が加わると
それなりの価格になります。
赤緯モーターモジュールを使う手もあるので色々検討してみますが
来年前半まではAP-GOTOで手が一杯なのでその後の取り組みです。
仮に実現したとしても駆動回路の都合で,対応機種はスカイメモR(RS)
に限定されると思います。
プリント基板の製作には多額の初期投資が必要なので
ある程度需要が見込める機種を対象にした開発にならざるをえません。
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