昨夜のモーション測定結果
備忘禄を兼ね,昨日紹介した新旧スカイメモの追尾テスト結果をとりまとめました。
Y軸の1目盛りは約10秒角なので,±25秒程度のPモーションが見受けられます。
伝達ギヤ(モーター内部ギヤも含む)の影響か短周期の波が重畳していますが
この波がなければ±20秒を下回り,平均的なスカイメモRの精度になりそうです。
このままでもここで紹介した Sky-Watcher製よりは高精度です。
ウォーム軸固着でモーターのギヤヘッドがダメージを受けたのかも知れないので
後日モーター周りを交換して再テストの予定です。
(途中RA(青)のグラフが0になっているのは,薄雲の通過なのでガイド星を
認識していないためです)
【スカイメモP(駆動系換装品)】
過去に何度か紹介したスカイメモPを同じ条件で再計測しています。
Pモーションは±15秒ほどですが綺麗な正弦波を描きます。
短周期の急峻な乱れがないので,2~3分露出の場合,200mmでも点像でしょう。
短周期の波が重畳した例として,スカイグラフを紹介します。
駆動系はオリジナルのままで紹介するスカイメモRと同じような原因が考えられます。
これは駆動系を換装したスカイグラフですが綺麗な正弦波になっています。
±10秒角をクリアーしているようです。
上のスカイグラフも駆動系を修理すれば同じ程度の追尾精度になりそうです。
紹介するのは特定の1個体のものなので全ての個体を表すものではありません。
参考程度とご理解いただけると幸いです。
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