Apo Sonnar T*2/135はドイツ式赤道儀で
再製作をご案内したApo Sonnar T*2/135のバンドは大変多くの注文をいただき
ありがとうございました。このレンズの人気ぶりを伺い知ることができますね。
ところで,135mmくらいの焦点距離になると,ほとんどの場合で写野の縦と横を
天の赤経,赤緯に合わせる構図をとりますが
そうなると自由雲台での運用は難しくなり写真のようなドイツ式が便利です。
ただ先日紹介したポラリエをドイツ式で運用する例では
箱状のボディとカメラの干渉を防ぐために赤緯軸を伸ばしており
結果的に重たいウエイトが必要になります。
先日紹介した例では,1.5kgのウエイトを搭載してバランスをとっていました。
度々取り上げていますが,ドイツ式の場合はバランスウエイトが必要で
それを軽減するにはカメラを搭載する赤経軸を短くするしか方法はありません。
ポラリエよりさらにラジアル方向に大きいポータブル赤道儀を
ドイツ式で運用する場合はこのことも重要かと思います。
また,ポラリエの場合は極軸内に極望を通せるので
極望とカメラは干渉しませんが極望が外付けタイプならこの干渉も厄介です。
購入当初は自由雲台で運用し,不便を感じたらパーツを買い揃えてドイツ式に
移行するのならこの点も考慮すべきではないでしょうか。
写真は極軸ハウジングが細い筒状のスカイグラフに
Apo Sonnar T*2/135と5DM2を搭載していますが,1kgのウエイトでも余裕です。
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