デジタル式の極軸望遠鏡 「PoleMaster」 その-1
デジタル式の極軸望遠鏡 「PoleMaster」がQHY CCDから発売されたので
国内代理店の天文ハウスTOMITAから入手しました。
このアイデアはTOMITAの立案でQHY CCD社と共同開発されたとの事です。
極軸がクランプフリーで回転できればどこにでも取り付けても良いのですが
基本的には極望のキャップ部になるのでしょう。
接続アタッチメントは,タカハシ用のM34P1.0の他に
Skywatcher,iOptron,Celestron製などが準備されています。
これらは単体でも販売するので,複数の赤道儀でご使用いただけます。
メーカー仕様によれば0.5分角の据付精度が得られるようです。
極軸自体が望遠鏡になっているタカハシのNJPでさえ
据付精度は2分角なのでさらに高精度な据付ができそうです。
個人的には使い易い光学式の極軸望遠鏡が内蔵されていれば
南天も含め不自由を感じた事はありませんが
写真のP-2赤道儀などでは,覗きにくい事や倍率の問題で少し苦労します。
このPoleMasterが南天での極軸合わせの救世主になるかも知れませんが
こればかりは実際に行かないと評価できませんね。
11×8度の画角があるのでこの領域を導入するのは容易でしょう。
またブログで紹介するPENTAX75赤道儀用などのアダプターは
私のところで作る予定です。ネジ物は現物がないと製作しづらいのですが
さいわい多くの赤道儀を所有しているので役に立ちそうです。
PoleMasterの価格は40,500円(タカハシ用など標準アダプター付,税込み)です。
当方で製作するアダプターは4,000円ほどを予定しています。
現在品薄との事なので納期は約1ヶ月ほど要します。
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