FSQ-130ED用トッププレートのラインナップ
一年ほど前に発売されたFSQ-130EDは,TOA-130と鏡筒径が同じなので
TOA-130用の鏡筒バンドTB-156がそのまま使用できます。
ただ,FSQ-130EDは,TOA-130に対して鏡筒が極めて短い事や
伸縮式フードを備えるため,運用の形態によりバンドの間隔が変わります。
フードを縮めた状態では約160mm,フードを伸ばすと約250mmになります。
移動観測では都度フードを伸縮した方が便利なので
バンド間隔が160mm(全て外面での距離)となるTTP80-160を
固定観測の場合は,8cmクラスのサブ望遠鏡を同荷できるTTP80-250を
推奨しますが,FSQ-106ED用として使用されているDP80-230Lに合致する
TTP80-230も準備しています。(全て在庫品)
上の写真はフォードを縮めたFSQ-130EDに装着したTTP80-160です。
以下は,左からTTP80-160,230,250で,縦一列に並んだガイド鏡用穴は
17.5mm間隔で,M8タップと8.5φを交互に加工しています。
(TTP80-250のみTB-80などを設置できる6.5φ間隔35mmを横方向に配置)
TTP80-160はDP80-300(オフセット取付け)に,TTP80-230はDP80-230Lに
TTP80-250はDP80-250にそれぞれ無加工で対応します。
移動観測時のバンド間隔160mmは,短すぎると感じられるかも知れませんが
バンドは常に鏡筒に固定しているため充分に馴染んでいます。
鏡筒の脱着は金属面接触のアリガタ/アリミゾ運用なのでご心配は不要です。
分厚いフェルトを貼ったヒンジ式バンドでの運用の場合は
撮影地で鏡筒を装着した後に経時的にフェルトが圧縮され
ガイド鏡を搭載したトッププレート面との相対角度が僅かに変化してゆきます。
角度の秒オーダーを求めるガイド撮影では致命的な経時変化でしょう。
撮影終了後,鏡筒を取り外す際にバンドの固定ノブが緩くなった?と
感じた方はここがガイドエラーの原因と疑ってもいいでしょう。
なお,写真のFSQ-130ED用も含め全ての電動フォーカサーは頒布を終了しました。
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