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2016年2月

2016年2月23日 (火)

SIGMA180mmのバンドは完売しました

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先日から紹介しています,SIGMAの180mmF2.8 MACRO用のバンドは
完売しました。お買い求めいただきありがとうございました。
今回は購入いただいた方への案内記事となります。

最小ロットの都合で当面は再販の予定はありませんが
昨日も紹介したとおり,このレンズは天文用として適していると感じます。
再販は状況をみての判断になりますが早くても夏頃になりそうです。

 

今回お届けするのはバンド単体または,以下の3点セットになります。
・SIGMAの180mmF2.8 MACRO用のバンド(前方のみ,内径88.4φ)
・アルカスイス規格またはビクセン規格のプレート(フォーカサー付)
・小型ガイド鏡用トッププレート

価格はバンド単体が9,000円,3点セットが22,680円ですが
お問い合わせがあったプレートの追加は3,800円です。
フーかサーはお客様で簡単に付け替えできます。
 

このフォーカサーは精密ネジとスプリングを使った送り機構式なので
構造上バックラッシュはありません。
オレンジ色の突起がレンズのヘリコイドに完全に噛み合うため
極めて滑らかな駆動と完全な保持が可能です。
写真はカメラ側から見て左側にツマミが向くように取り付けていますが
右方向で出荷いたします。(左をご希望の方はご連絡ください)

またガイド鏡を外せば組んだままで純正のソフトケースに収まります。


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2016年2月22日 (月)

SIGMA180mmF2.8 MACRO用バンド

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先日紹介した,SIGMAの180mmF2.8 MACRO用のバンドは
予想以上の反響で残り2個となりました。完売しました。2/23日追記
 

実は私がこのレンズを入手した第一の理由は
前玉部をスリ割り形状のバンドで保持できる形状だったからです。

バンドで保持するにはテーパーのない筒状の鏡銅が必要で
それに加え,スリ割り式のバンドを片側(この場合カメラ側)から
通せることも条件です。スリ割り式にこだわったのは
TB-60(80)AS同様,緩めた時に滑らかな回転が得られるためです。


一般的な望遠レンズは三脚台座をカメラネジ1本で保持するので
長時間露出する天体撮影では不安が残ります。
対策として前玉付近もバンドで保持できればいいのですが
たいていのレンズは保持できる部分がなかったり
あってもテーパー形状になっていてうまく保持できません。
また,三脚台座が外せないレンズではバンドを通せません。


2点固定ができ,天体写真用として評価の高いレンズは
めったにないので,そういう意味でもこのレンズはお勧めです。

今日は2軸ガイドを行えるよう赤緯軸を電動化したPENTAX75赤道儀に
搭載してみましたが,このレンズとのバランスもいいようです。

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2016年2月20日 (土)

ポータブル赤道儀の2軸ガイド改造

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先日のスカイメモ用ガイドケーブルの記事をご覧になった複数のお客様から
「ポータブル赤道儀の2軸改造はやめるのか?」とのご質問をいただきました。
ご案内しているスカイメモについては予定どおり進めますのでご安心ください。

ただ,スカイメモの場合,新たに電動化した赤緯軸を付加するので
既にある赤緯軸を電動化するP-2などに比べ改造費用が割高になります。
写真のスカイグラフの例では赤緯体に採用している回転ステージだけで
10万円(2相モーターへの換装費用などは含まず)以上します。


先日の記事で「PoleMaster」で正確な極軸合わせができれば
2軸ガイドまでは必要ないと受け取られたようですが選択肢としてのご提案です。

1軸ガイドでは,完全な極軸合わせができたとしても撓みなどの影響を受けるため
両軸で平面座標上の1点を目標にフィードバック制御する2軸ガイドには及びません。ノイズ消去に劇的な効果があるデザガイドも2軸でないと難しいでしょう。
 

どこまで完璧な追尾を要求するかにもよりますが,個人的には写真のような
200mmクラスまでなら,1軸ガイド+「PoleMaster」で十分と思っています。
NIKONのD810Aの場合ノイズも少ないのでデザガイドは必須ではないでしょう。
 
  

ところでスカイグラフに搭載しているSIGMAの180mmF2.8 MACROレンズ専用の
バンドを作りました。180mmとは思えないような大きなレンズですが
このようにレンズを確実に保持すれば撓みの影響を軽減できるため
1軸ガイドでも歩留まり良く撮影できるでしょう。

このレンズはここで紹介していますが個人的には大変気にいってます。
天文ガイド(2014.9月号)のレポートではピクセル等倍(通常はA3ノビ)の
写真つきで絶賛されていました。
 

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このバンドは純正の三脚台座と同じ高さで設計しているので
前後2点固定で,バンド上面にはM-GENなどのガイドカメラを搭載できます。
専用設計のためフォーカサーをつけてもスマートな仕上りと自負しています。
7セットほど余剰があるので興味のある方はお尋ねください。

写真はアルカスイス規格のプレート仕様ですがビクセン規格でも組めます。
価格はバンド単体は9,000円で
フォーカサーとプレートも含めたセットが22,680円です。
(169mmのアルカスイス規格,180mmのビクセン規格プレートとも同額)

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2016年2月18日 (木)

スカイメモR(RS)用ガイドケーブル

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スカイメモR(RS)で「PoleMaster」を使用できるアダプターを製作中ですが
併せてオートガイド(1軸)ケーブルも作っています。

スカイメモに搭載できる300mm程度までなら
「PoleMaster」で完全な極軸あわせができれば
1軸ガイドでも2軸ガイドとほぼ同等のガイド結果が期待できるためです。


スカイメモR(RS)にはハンドコントローラーを接続する端子
(3.5φステレオジャック)が装備されていますが
QHY5LⅡMやM-GENなどのインターフェース(オープンコレクター)には
適合しないので,そのままでは接続できず
写真のように途中にフォトモスリレーを組み込んだケーブルが必要です。

ガイダー側が無電圧接点(オープンコレクター)なので
フォトモスリレーを動作させるための電源が必要ですが
ガイド信号が入った時だけ僅かに(1mA程度)消費されるだけです。
写真のようなボタン電池をケーブルの途中に内蔵すれば半永久的に使えます。
フォトモスリレーはフォトカプラーに比べると動作速度が遅い(1ms程度)のですが
ガイド用としては全く問題ありません。


ところで,スカイメモR(RS)で使われている極軸望遠鏡は
時角計算は不要ですが,こぐま座のδ星やケフェウス座の51番星を用います。
(下の図では時計の9時と4時の位置)
これらは暗い上に,視野周辺に導入するため少し明るい空では手間取ります。

意外にもスカイメモ用の「PoleMaster」アダプターのご要望が多かったのですが
これが原因しているのかも知れません。

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スカイメモR(RS)用のガイドケーブルは簡単な回路ですが専用の基板を
起こすために4,000円ほどになりそうです。
「PoleMaster」用アダプターとセットでは10,000円強を予定しています。
販売は4月末で,いずれも限定生産(100個)を予定しています。


ちなみに以下はスカイメモR(RS)用極望の南天での使い方ですが
はちぶんぎ座のσ星とχ星を図の位置に合わせるのは慣れていても戸惑います。
せめて赤い線で記した台形が表示されていれば良いと思うのですが。

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2016年2月16日 (火)

レボルビング装置の在庫状況について

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今月上旬に30台入荷レたボルビング装置は半月ほどで完売しました。
地上の風景(地平線)も入れた追尾撮影では大変便利なアイテムですが
このような撮影方法の人気が高いためでしょう。
最近は国内に限らず海外からのご注文もいただきます。

他のオリジナル商品との計画製作の都合上
次のロットまで暫くお時間いただきますがよろしくお願いいたします。

協栄産業様には若干の在庫があるかと思うので
来月の日食遠征用として計画される場合はお尋ねいただけると幸いです。
赤道直下で星景写真を撮れるチャンスは滅多にありませんからね。
(個人的には赤道儀直下を感じる写真は固定撮影と思いますが)

 
 

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2016年2月13日 (土)

TB-60(80)AS用内径スペーサー

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先日から紹介している,TB-60(80)ASは構造上ドローチューブの保持にも
適しているため,写真のような内径スペーサーの特注製作を行います。

写真はFS60CBの延長筒用に製作した内径52φのC型スペーサーです。
ドローチューブとの摩擦が小さい樹脂製で
切り欠き幅はドローチューブのラックをかわせるよう10mmにしています。
 

このC型スペーサーはTB-60(80)ASとのセットで受注生産します。
セットのTB-60(80)ASはスペーサーに合わせるため内側の布は貼っていません。

鏡筒バンドとC型スペーサーセット価格は(各1個)
TB-60ASが2,160円,TB-80ASが2,808円加算されます。
TB-60ASの場合,1個のバンド価格7,020円+2,160円なので9,180円になります。

TB-60(80)AS用の内径は最大55(75)mmまでで,0.5mm単位で指定できます。
最大径が75mmまでですが,カメラレンズやPENTAXの75mmでも使えそうです。


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明るい光学系ではカメラとのスケアリング調整を行う場合もありますが
ドローチューブのガタがその量より大きいのなら調整の意味がありません。

下は高級なドローチューブを備えたVSD100ですが,これでも3~4kgの
冷却CCDカメラでの撮影ではドローチューブ保持は必須と感じます。

軽量なデジタルカメラをつけるだけでヘリコイドの回転が堅くなるような
鏡筒や,繰り出しの大きいラック&ピニオン式では劇的な効果を期待できます。


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2016年2月12日 (金)

「PoleMaster」用アダプターの出荷状況について

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2月上旬の完成でご案内しておりました,K-ASTECオリジナルの「PoleMaster」用
アダプター(PoleMasterとのセット分も含む)は一部のお客様を除き発送いたしました。
GN-170用など後加工が必要なものは来週の出荷予定です。

また,2月中旬でご案内しているお客様(全てPoleMasterとのセット)へは
来週の出荷を予定していますので今暫くお時間ください。


お届けするアダプターは,赤道儀側に装着するメスアダプターのみなので
QHY社製のPoleMasterに付けるオスアダプター(写真の赤いリング)が必要です。
海外の販売店がセットしてるショップオリジナルでは合致しない場合もあります。

 

今回は,H-40用,マークX用,カメラネジ(UNC1/4)用を合わせて80個準備しました。
H-40用とマークX用は完売したので,3月になりますが再製作いたします。
今月末完成予定のEM400/500用についても製作数量を変更しました。
また,スカイメモR(RS)用は4月頃の発売予定です。


なお,GN-170(GN-22)用は受注を終了いたしました。
他機種用をベースにして製作しましたが思った以上に手がかかるため取りやめております。
また,単品の特注依頼もありますが,外注先の最小ロットの都合でお請けしておりません。

(GN-170用はご希望の方へは図面を提供いたしますので
ご自身で単品加工を請けてくれる旋盤加工工場に発注いただけると幸いです)

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2016年2月 9日 (火)

TB-60ASと80ASの光軸について

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先日のブログで紹介しました
TB-60ASはボーグの延長筒も固定できるので
80mm用鏡筒バンドとの組み合わせも想定しています。

写真のように専用のスペーサーで嵩上げして使用しますが,TB-60ASは
固定を緩めると自力で開くためドローチューブのクランプのような感覚です。
ヘリコイドなどの強度に不安がある場合,確実なロック装置として便利でしょう。
 

ドローチューブ固定に使用される場合は,スペーサー付で単品販売します。
TB-80ASとの組み合わせ時は10mmのスペーサーで
分離式のTB-80は12mmのスペーサーで完全に光軸があいます。
(ボーグ純正のマルチバンド80φとは合致しません)

TB-60AS単品+スペーサーセット(10mmまたは12mm)価格は7,236円です。
(スペーサーセットの場合は,10mmまたは12mmのスペーサー2個と
M6-20(12mm用はM6-25)の低頭ボルト2本が付属します。

前後を2個セットした通常販売品にはM6-12低頭ボルトが8本付属しますが
UNC1/4ボルトはDP38-110に付属するためバンド側には付属しません)


原則的に鏡筒の固定はドローチューブ部も含めて2点をご推奨します。
TB-80ASも単品販売するので,TB-80AS(1/2)とTB-60AS(10mm)などの
組み合わせでご注文いただけます。


参考データ(プレート取り付け面~中心軸までの高さ)
・TB-60AS:40mm(3面とも)
・TB-80AS:50mm(3面とも)
・TB-80  :52mm(2面とも)


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2016年2月 8日 (月)

デジタル式の極軸望遠鏡 「PoleMaster」 その-9

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これまでは既存の赤道儀用「PoleMaster」アダプターを紹介しましたが
本日はオリジナルで開発している商品への対応状況を紹介いたします。

まずは先に頒布したポラリエ極軸延長キットですが
商品では当初から「PoleMaster」対応に見直しています。
次に紹介するAP-GOTO赤道儀もですが,昨年末に彗星のように現れた
「PoleMaster」への対応は避けて通れそうにありません。


ポラリエの場合,ここで紹介した極軸望遠鏡を装着すれば
一般的な撮影においては「PoleMaster」を使われる事はないと思います。
ただ初めて南天遠征に行かれる際に,ポラリエを使用されるのなら
「PoleMaster」が使えるに越したことはないでしょう。
 
最初から「PoleMaster」対応で設計すれば後付けのアダプターは不要です。
ほとんどコストアップにならないので標準仕様にしました。
なお,後日になりますが頒布品をご購入いただいたお客様へは
「PoleMaster」対応へのご案内をいたします。

 
次はAP-GOTO赤道儀ですが,AP赤道儀は他と異なり極望のキャップは
ありません。そのため「PoleMaster」はバランスウエイト側に設置する
インターフェースパネルにアダプター(UNC1/4)を装着できるようにしました。

設計終了後に「PoleMaster」が飛び込んできたため,急遽パネルを
作り直す事になりましたが,出荷前だったので良かったのかも知れません。

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詳しくは後日改めて紹介しますが,ここにUNC1/4ネジがあるとカメラもつきます。
ウエイト軽減になるので何かと便利でしょう。


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2016年2月 7日 (日)

FSQ-130ED用トッププレートのラインナップ

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一年ほど前に発売されたFSQ-130EDは,TOA-130と鏡筒径が同じなので
TOA-130用の鏡筒バンドTB-156がそのまま使用できます。
ただ,FSQ-130EDは,TOA-130に対して鏡筒が極めて短い事や
伸縮式フードを備えるため,運用の形態によりバンドの間隔が変わります。
フードを縮めた状態では約160mm,フードを伸ばすと約250mmになります。

移動観測では都度フードを伸縮した方が便利なので
バンド間隔が160mm(全て外面での距離)となるTTP80-160を
固定観測の場合は,8cmクラスのサブ望遠鏡を同荷できるTTP80-250を
推奨しますが,FSQ-106ED用として使用されているDP80-230Lに合致する
TTP80-230も準備しています。(全て在庫品

上の写真はフォードを縮めたFSQ-130EDに装着したTTP80-160です。

以下は,左からTTP80-160,230,250で,縦一列に並んだガイド鏡用穴は
17.5mm間隔で,M8タップと8.5φを交互に加工しています。
(TTP80-250のみTB-80などを設置できる6.5φ間隔35mmを横方向に配置)

TTP80-160はDP80-300(オフセット取付け)に,TTP80-230はDP80-230Lに
TTP80-250はDP80-250にそれぞれ無加工で対応します。

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移動観測時のバンド間隔160mmは,短すぎると感じられるかも知れませんが
バンドは常に鏡筒に固定しているため充分に馴染んでいます。
鏡筒の脱着は金属面接触のアリガタ/アリミゾ運用なのでご心配は不要です。

分厚いフェルトを貼ったヒンジ式バンドでの運用の場合は
撮影地で鏡筒を装着した後に経時的にフェルトが圧縮され
ガイド鏡を搭載したトッププレート面との相対角度が僅かに変化してゆきます。
角度の秒オーダーを求めるガイド撮影では致命的な経時変化でしょう。
撮影終了後,鏡筒を取り外す際にバンドの固定ノブが緩くなった?と
感じた方はここがガイドエラーの原因と疑ってもいいでしょう。


なお,写真のFSQ-130ED用も含め全ての電動フォーカサーは頒布を終了しました。


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2016年2月 5日 (金)

ポラリエ極軸延長キットについて-その4

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ポラリエの極軸延長関連記事は最後になりますが
今回は極軸望遠鏡の光軸調整方法についてご紹介いたします。
以前の記事で紹介したとおり,照明装置の配線は北極星の覗き穴側から
内部に通し傾斜計の照明用コネクターと差し替えます。
途中の黒いスリーブはポラリエの北極星覗き穴に強く差し込んでください。


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これからが本題ですが,ポラリエを水平にした状態で極軸望遠鏡をねじ込みます。
出荷状態でねじ込んだだけでは,内部の時角目盛りは傾くので
ねじ込み後に極望の回転を固定しているネジを緩めて極望を回転させます。
(極望を回転させる時は抜け出ないように,対物側に押した状態で回してください)

照明装置をねじ込む位置を下の写真の位置(時計の3時の位置)にすれば
極望の時角目盛りは概ね5枚目の写真(12時が真上)のようになります。

より正確にセッティングするためには,ポラリエのホットシュー?部に水準器をつけ
水準をとった状態で,時角目盛りの12時と6時の線を鉛直にすれば完璧でしょう。

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次に,下の写真のように極軸を延長した部分でポラリエを三脚に固定し
この状態でポラリエ本体を回転させて
十字線の中心と遠景の位置がずれないよう極望のレチクルを調整します。
(頒布品をご購入の方へは他機種用ですが詳しい資料をお送りいたします)

この方法で調整すると極軸望遠鏡の光軸は延長した回転軸と合致しますが
構造上,極軸そのものと光軸があったと見なしても問題ありません。

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ポラリエ本体を通常使用状態にして,極望の目盛りを目標に合わせた状態

この状態で据え付けますが,北極星の導入位置はこの記事を参照ください。

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ポラリエ本体を上下逆転状態にして極望の目盛りと目標がずれた状態
これをずれないように調整します。

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アルカスイス規格対応の鏡筒バンド

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11月のブログでご案内していたアルカスイス規格対応の鏡筒バンドですが
先行して製作した60φ鏡筒用のTB-60ASが完成しました。
3月の日食用として予約があったためにTB-60ASの初期ロットは
既に完売しましたが来月中旬には80φ用のTB-80ASと一緒に再入荷します。
価格等は商品一覧のページにアップしております。

このバンドはプレート固定面がアルカスイス規格のプレートにマッチするよう
中央がUNC1/4ネジ穴になっています。
両端はDP38-110に2カ所で固定できるよう17.5mm間隔のM6ネジ穴です。

プレート固定部は3面あるので,ガイド鏡や縦横構図変更など
自由度の高い運用ができますが
最大の特徴はスリ割り締め付け式を採用しているため手回しネジを
軽く締めるだけで完璧に固定し緩めるとスムーズに回転できることでしょう。


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以下は2面にDP38-110を取り付け状態です。
鏡筒の固定は手回しできるネジなので,緩めればスムーズに回転できます。
通常はバンドを緩めて回転すれば良いのですが
写真撮影など,鏡筒とドローチューブ部の保持をそのまま維持したい場合は
固定するアリガタを変えて90度回転する方法も選べます。

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下の写真は日食撮影用として重宝しているボーグの5cmF10ED鏡筒ですが
この鏡筒もスマートに保持できます。

これら長い鏡筒をビクセン規格のアリガタでの運用される場合は
TOMITAオリジナル「ASRTOLABE 長穴アリガタプレート180mm」が便利です。
任意の位置にUNC1/4ボルトを通せるのでバンド間隔を自由に調整できます。


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