スカイメモR(RS)用ガイドケーブル
スカイメモR(RS)で「PoleMaster」を使用できるアダプターを製作中ですが
併せてオートガイド(1軸)ケーブルも作っています。
スカイメモに搭載できる300mm程度までなら
「PoleMaster」で完全な極軸あわせができれば
1軸ガイドでも2軸ガイドとほぼ同等のガイド結果が期待できるためです。
スカイメモR(RS)にはハンドコントローラーを接続する端子
(3.5φステレオジャック)が装備されていますが
QHY5LⅡMやM-GENなどのインターフェース(オープンコレクター)には
適合しないので,そのままでは接続できず
写真のように途中にフォトモスリレーを組み込んだケーブルが必要です。
ガイダー側が無電圧接点(オープンコレクター)なので
フォトモスリレーを動作させるための電源が必要ですが
ガイド信号が入った時だけ僅かに(1mA程度)消費されるだけです。
写真のようなボタン電池をケーブルの途中に内蔵すれば半永久的に使えます。
フォトモスリレーはフォトカプラーに比べると動作速度が遅い(1ms程度)のですが
ガイド用としては全く問題ありません。
ところで,スカイメモR(RS)で使われている極軸望遠鏡は
時角計算は不要ですが,こぐま座のδ星やケフェウス座の51番星を用います。
(下の図では時計の9時と4時の位置)
これらは暗い上に,視野周辺に導入するため少し明るい空では手間取ります。
意外にもスカイメモ用の「PoleMaster」アダプターのご要望が多かったのですが
これが原因しているのかも知れません。
スカイメモR(RS)用のガイドケーブルは簡単な回路ですが専用の基板を
起こすために4,000円ほどになりそうです。
「PoleMaster」用アダプターとセットでは10,000円強を予定しています。
販売は4月末で,いずれも限定生産(100個)を予定しています。
ちなみに以下はスカイメモR(RS)用極望の南天での使い方ですが
はちぶんぎ座のσ星とχ星を図の位置に合わせるのは慣れていても戸惑います。
せめて赤い線で記した台形が表示されていれば良いと思うのですが。
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