POLE MASTERで極軸調整
自作の片持ちフォーク赤道儀は昨年春から自宅屋上に据え付けたままですが
最近は200mmでも僅かに星が流れるのでPOLE MASTERでの極軸を確認しました。
据え付け時は極望で大まかに合わせたあと,ドリフト法で追い込んでいましたが
かなりズレていました。
作業などでピラーにぶつかる事もあったので当然かも知れません。
フォーク式なので南向きの手擦りギリギリのところに据え付けているため
極望は極めて覗きにくいです。
今回はPOLE MASTERのおかげであっという間に再設定できましたが
この赤道儀を据えたは昨年の5月には,こんな便利な物が現れるとは
思いもしませんでした。
以下のグラフは極軸再設定後の追尾(ガイドなし)状況です。
屋外に放置しているので,連日の炎天下で赤道儀やMTSの温度は
50度以上になっており,過酷な環境下ですが追尾は極めて安定しています。
Y軸の一目盛りは約10秒角なので,5分程度の露出ならPモーションも含め
2~3秒角ほどに収まります。
時折両軸が同じ挙動を示していますが,これは人が居る場所によって
床面が撓んでいるからです。
今回,カメラレンズにも電動フォーカサー(リニアステッピングモーター)を
つけたので遠隔でのピント合わせも可能になりました。
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