自宅天文台の撮影環境整備
自宅屋上の天文台は,ここ1年ほど赤道儀の追尾テストなどで使っている
だけでしたが,赤道儀の自動導入改造や出張業務などが一段落したため
鏡筒周りやパソコンOS入れ換えなどの撮影環境を整備しました。
メインのRH200はSTX16803で撮影しますがバックフォーカスが短いため
フランジバックの長いSTX16803ではフィルターホイールは使えません。
そのため50mm角用の抜き差し式のフィルターホルダーを作りました。
また,RH200オリジナルのフォーカサーはSTX16803の重みでスケアリングが
ズレる傾向が見受けられたので,FLIのATLASフォーカサーに交換しています。
RH200はフォーカサーを交換する場合,一旦スケアリング調整プレートを
取り外しますが,調整なし(機械的な間隙を一定)の状態に戻し試写しました。
写真は上から,全体(25%リサイズ)と,視野中心(100%),左上(100%)です。
オリジナルのフォーカサーでスケアリングを調整した状態よりも今回
ATLASフォーカサー+スケアリング調整「0」の方が周辺像が良好です。
やはり周辺像の悪化はフォーカサーの影響が大きかったようです。
RH200,STX16803(-20度),Ha7nm,600S1枚,輝点ノイズ除去とレベル補正のみ
コーナーはスケアリングが良好な左上を掲載しています。
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