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2016年9月 2日 (金)

(友人の)ハーモニックドライブ赤道儀アタカマ砂漠に行く

B16_09_021

ハーモニックドライブの赤道儀については,韓国の友人と情報を共有して
開発していることはこちらで紹介していますが
その友人は完成したばかりの赤道儀や15cmF5の写真鏡を持って
南米チリのアタカマ砂漠に遠征し,素晴らしい結果を得たそうです。


赤道儀の性能もさることながら,撮影に使った写真鏡の性能も凄いです。
同行された方の自作品との事で,カーボン製の鏡筒から
ミラーや補正レンズなどの光学系全てを設計から製作までなされたそうです。

15cm,fl750mm(F5)のコレクティッドダルカーカム式です。
副鏡の掩蔽率は50%(直径比率)なので実行F値は,BRC250やCCA250と同じ
F6程度でしょう。カーボン鏡筒なので重さは3kg弱との事です。

この鏡筒と赤道儀と三脚(私のPTP-C22)を含め約10kgなので究極の遠征用
機材ですね。極めて薄い鏡筒バンドも目を引きます。


B16_09_022

下の写真はこのシステムで撮影された,NGC5128(ケンタウルス座の電波星雲)の
中心部です。オリジナルのNGC5128の写真はここにリンクしています。
また,NGC6188IC4628の素晴らしい写真をいただきました。

アタカマ砂漠の空は暗さ,透明度,シーイング全てが今まで見た空とは別次元
だったそうです。

B16_09_023


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