RainbowAstro社リモート天文台の紹介
RainbowAstro社が米NewMexicoに設置されたリモート天文台の紹介です。
自社製の小型スライディングルーフが3基設置され,その内の1基には
上の写真のようにRST-400に搭載したPlaneWave製CDK14が設置されています。
下の写真はもう一つのスライディングルーフに設置された
RST-400とFSQ-106EDで,カメラはCDK14と同じSTX16803です。
いずれもリモート制御のノウハウを構築するための研究開発用ですが
既に実運用に入っていました。
RainbowAstro社Jeong ByoungJunさんのfacebookで詳しく紹介されています。
これも自社製の遠隔制御装置で,望遠鏡やカメラなどの電源ON-OFFと
スライディングルーフ開閉,それにUSB機器の接続を遠隔操作するものです。
RST-400は光学式のメカニカル原点を内蔵しているので遠隔操作に対応します。
CDK14とカメラ周りの重さは40kgを軽く超えていますが問題なく運用されています。
訪れた時に実演してもらいましたが,操作開始から撮影まで驚くほど短時間で
1万kmほど離れた地の遠隔操作とは思えませんでした。
昼夜が逆転しているので仕事をしながら撮影できるそうです。
以下は3基のスライディングルーフの設置風景です。
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