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2016年10月10日 (月)

久々の韓国出張

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先週末は韓国へ出張し,RainbowAstro社と友人の観測所を訪れました。

RainbowAstro社が米NewMexicoに設置されたリモート天文台の
遠隔制御設備の拝見や,据付赤道儀用のコントローラーなどの打ち合わせ
それと本日紹介するハーモニックドライブ赤道儀の情報交換が目的です。


まずはRainbowAstro社製のコンパクトなハーモニックドライブ赤道儀です。
写真のように,GPSや駆動回路を内蔵した赤道儀本体は完成していますが
来年の北米日食に合わせて小型のHUBO-iコンロトーラーを開発されていました。
iPhone側を向いたレバーは三脚とワンタッチで着脱するためのものです。
あとはデザインを損なわずにPOLEMASTERに対応させるだけとのことでした。


ここでは手法は紹介できません,太陽でアライメントをとる機能も開発中とのことで
視野の中心に太陽をとらえ続けられます。


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重さは3,300gですが,バランスウエイトをつけなくても10kgほど搭載できます。
気になる販売価格ですが,RST400より少しお安い程度になるそうです。


下の写真はワンランク上の試作機です。バランスウエイトを併用すれば
(ウエイトシャフト側から撮影)20~30kgを搭載するようでうす。

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次は友人の観測所です。友人は上記RainbowAstro社製と同じコンセプトの
海外遠征用も開発中ですが,据付用のハーモニックドライブ赤道儀も作っています。
40cm反射写真鏡を搭載し既に運用されています。

ここには,25cmが搭載されたハーモニックドライブ赤道儀も設置されていますが
いずれも運用中で素晴らしい結果との事です。
巨大なバランスウエイトがないので観測所が広く使えるのも大きなメリットです。


今回,海外遠征用として小型軽量を極めたタイプと,据え付け用大型タイプを
見てきましたがいずれもハーモニックドライブのメリットを活かしています。


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