MAMIYA-APOレンズとQHY16200Aのセット
先日から紹介しているハーモニックドライブ赤道儀のガイドテストで使っていた
MAMIYA-APOレンズとQHY16200Aに電動フォーカサーを組み込み完成しました。
次の南天遠征の候補なので備忘録として残しておきます。
他の焦点距離も使えますが,今回は写真は500mmF6をセットしました。
ナローバンドで撮ってみたい対象(ηカリーナやタランチュラ星雲)は
500mmほどの焦点距離は欲しいので,このレンズをセットしましたが
両対象は明るいので充分でしょう。
このセットは以下から構成されていますが,一式でちょうど5kgなので
FSQ106EDなどでセットする場合の半分ほどです。
これなら赤道儀などは現地に置いているので気軽に持って行けそうです。
・MAMIYA K-500mmF6 APO/L(TB-90,アルカスイスプレート)
・レンズヒーター(本来120V75W仕様ですが,12V→30V昇圧で使い約5Wの発熱)
・PENTAX645ヘリコイドを改造した電動フォーカサー(スケアリング調整付)
・オフアキシスガイド(QHY5LⅡMで実用可)
・乾燥空気取り入れニップル
・QHY16200A冷却CCDカメラ
QHY16200AにUSBハブやRS232Cコンバーターを内蔵しているので
パソコンとの接続はUSBケーブル1本で済みます。
また,12V電源の出力もあるので,フォーカサーやヒーターにも供給します。
そのため,赤道儀周りから外部に伸びるケーブルは以下の3本です。
1.赤道儀駆動用12V電源
2.QHY16200A用12V電源
3.QHY16200Aとパソコンを接続するUSBケーブル
以下の6本は赤道儀やカメラ間での接続となります。
1.赤道儀自動導入用RS-232C(QHY16200A←→赤道儀)
2.オートガイド信号(QHY5LⅡM←→赤道儀)
3.オートガイダー用USB(QHY16200A←→QHY5LⅡM)
4.フォーカサー用USB(QHY16200A←→フォーカサー)
5.フォーカサー用電源(QHY16200A←→フォーカサー)
6.ヒーター用電源(QHY16200A←→ステップアップ→ヒーター)
全て接続した状態で画像へのノイズなども含め異常が無いことを確認できています。
いつもの事ですがここまでが一番楽しい作業です。
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