シリカゲルの除湿能力
CCDカメラのウインドウガラス曇り防止用などとして採用した,シリカゲル
パックの除湿(吸湿)能力について考察しました。備忘録としてアップします。
このパックには120gのシリカゲルが入っていますが
以下は3段重ねで乾燥する前後の重さです。乾燥後は34g軽くなっているので
1個当たり11g(シリカゲルの重さの約10%)の水分を吸湿してた計算になります。
一方,飽和水蒸気量は15℃の場合,1立方メーター当たり12.8gなので
120gのパック1個で,湿度100%の空気を900リッターほど乾燥できる計算です。
あくまでも吸湿した水分量からの計算ですが思った以上に吸湿しますね。
パックは専用の温風乾燥機で行いますが,3個の場合3時間ほど要します。
乾燥の度合いは,シリカゲルの色でも判断できますが,完全に乾くとパック
上面の温度が上昇し内部に水分が残っていない事が解ります。
電子レンジでの乾燥でここまで水分を飛ばすのは難しいのかも知れません。
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