何処にでも?つけられる Q5L75GSS-2CP
昨日紹介したQ5L75GSS-2はアルカスイス規格プレート仕立てなので
DS38などのアルカスイス規格クランプへ装着します。
撮影鏡筒と並列に設置したり,鏡筒バンドのトッププレートに搭載する
いわゆる「親子ガメ式」としてポピュラーな使い方です。
ただポータブル赤道儀とカメラレンズで撮影する場合は,L型ブラケットなど
プレート側にガイド鏡をつけた方がスマートなケースも多く,それについては
以前のブログで紹介しました。今でも時折お問い合わせをいただきますが
大きなヒットとなった現在の小型ガイドシステムの原点なのかも知れません。
そこでクランプ,プレート両方への固定を可能としたQ5L75GSS-2CPを組ました。
写真のようにSR31.7B2をクランプ兼プレートのいずれかの面に装着します。
クランプで使う場合,光軸を90度回転できるのでL型ブラケットや対物レンズの
下面でも運用できます。
これ一つあれば多くのシーンでご使用いただけるので海外遠征時などで便利です。
なお,プレートで使う場合は,上の写真のようにSR31.7B2は2本のボルト固定ですが
裏返してクランプで使う場合は中央1点止めとなります。
ここで紹介した例のように1点止めでも支障はありませんのでご安心ください。
Q5L75GSS-2CPのセット価格は49,680円(税込み)です。
クランプ兼プレートに特殊な加工を行う都合上,単品販売は行いません。
昨日紹介したQ75GSS-2も含め,市販品に後加工するため
加工部のアルマイト処理は剥離します。また加工に伴う小傷があります。
Q75GSS-2,Q75GSS-2CP共に市販品を流用した限定商品です。
以下に3つのパターンを紹介します。
【並列ガイド】
Q75GSS-2CPをプレートとして使いますが,基本的には「親子ガメ」式と同じです。
【Lブラケットガイド】
Q75GSS-2CPをクランプとしてL型ブラケットに装着します。
【トップガイド】
上記同様にQ75GSS-2CPをクランプとして使いますがSR31.7B2を
90度回転させています。
またケーブルが干渉しないようにQHY5LⅡMのリア側を保持しています。
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