Apo Sonnarバンドの補足-1(初期型バンドへのフォーカサー適応)
先日紹介したApo Sonnar T*2/135バンドについて補足いたします。
特に多くのご質問をいただいた,初期型バンドへのフォーカサーについて
説明させていただきます。
まず新旧バンドの相違点ですが,新型バンドは写真のように上を向けた時に
レンズが抜け落ちるのを防ぐために後ろ側のバンドに段差をつけています。
一方,初期型は段差はありませんが前のバンドがフードと接触するために
フードを装着すれば抜け落ちる事はありません。
初期型バンドの場合,前方のバンドを起点にフォーカサー対応の長さ
84mmのLP-S135(84)(写真銀色のプレート)で後ろのバンドを固定します。
このプレートは初期型用として販売した物より1mm短くなっています。
1mm短くしたのは,NIKON D810(A)の使用を容易にするためです。
当時はEOS6Dなど,ストロボが無いボディでの使用を前提として開発し
ストロボを内蔵したNIKON D810(A)などは考慮していませんでした。
新旧いずれでもストロボが内蔵されたNIKON D810(A)などでは原則的に
上の写真のようにプレート取り付け面をストロボ側に向けない運用
(時計の3,6,9時位置に向け)を推奨します。(新型のD810専用を除く)
プレートが12時位置でも今回1mm短くした事で何とか干渉を防げますが
目的はレンズ脱着を容易にするためです。
通常はボディ側から見て3時の位置にLP-S135(84)を取り付け
縦横構図切替のための固定は6時と9時位置での運用を推奨します。
以下は6時の位置にDP38-110を装着した状態ですがこの位置で
概ね前後のバランスがとれます。
初期型バンドをご購入いただいた方へはヘリコイドにつけるバンドと
LP-S135(84),微調整ネジなどをセットで8,880円で販売させていただきます。
以下の写真で銀色の部分です。
(従来の長さ85mmのプレートはご使用いただけなくなります。
EOS6Dでのご使用では1mm短くする必要はありませんが統一のため
ご了承いただけると幸いです。特別価格を設定しております)
なお,次にご質問多い,NIKON汎用とD810Aの相違点については
次回紹介いたします。
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