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2017年2月16日 (木)

QHY16200Aタカハシ接続アダプター

B17_02_161

QHY16200Aをタカハシ鏡筒に接続するM54アダプターを製作しました。
CAリング(M54ワイドマウント)とバックフォーカスを合わせています。
QHY16200AはOAG使用時でも,フランジバックが44mmと短いので
56-44の12mm間隔にスケアリング調整機構も組み込めます。

構造上の制約で,さすがに冷却CCDカメラをつけたままでは
スケアリングの調整はできませんが,鏡筒との接続部(M54)は
テーパーリング式なのでカメラを回転せずに分離できます。
冷却CCDの場合,パソコンとの接続を保持したまま(電源やUSBを接続)
でないと不便ですが,ねじ込み式では不可能です。

B17_02_162

なお,バックフォーカスの56mmは,NIKONのカメラレンズを装着して計測した
値(ピントリング∞位置で合焦した位置を46.5mm)を基にしています。
光路上にフィルターや保護ガラスが入るため,光学上の光路長と物理的な
距離は異なりますがこの方法なら正しく合わせられるでしょう。

なお,スケアリング調整部で+1mmの調整代があるので
実際は0.5mm短く製作しています。55.5~56.5mmで調整可能です。

このQHY16200Aタカハシ接続アダプターは余分に製作したので5台ほどの
余剰があります。価格は15,120円(税込み)です。
FC100DL専用のCAリング側でM54ネジからのバックフォーカスが
56.5mm(10+46.5)に設定されているので,FC100DLでもそのまま使えます。
ワイドマウントを使ったM54ねじ込み接続であれば他機種でも同様です。
2/17追記

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