ハーモニックドライブ赤道儀用極望のテスト
このところの九州北部は梅雨とは思えない天気が続いています。
せっかくなので先日紹介したハーモニック赤道儀用の極望を評価してみました。
結果的には以下のガイドグラフのように十分な据え付けができました。
前半はガイドを行い後半はガイドを切っています。
この程度の赤緯ズレならガイド撮影時の写野回転は無視できるレベルです。
北の高気圧に覆われているためシーイングは良くないようです。
風の影響もありそうでガイドON/OFFに係わらず±2~3秒角ほど振れています。
(グラフはいつもどおりY軸の1目盛は約10秒角です)
鏡像になるうえに極望を覗く方向でパターンと北極星の位置関係が変わるので
心配しましたが,結果的には以下のように取付れば問題ありませんでした。
写真の状態で高度調整を上下し,パターンの12時と6時を結ぶ線に沿って
北極星が動くよう接眼部を回転させます。(12時が真上に向くよう)
あとは鏡像分を考慮するだけなので,そのときの北極星が3時の位置だったら
9時の位置に導入します。
結果が良かったので天頂プリズムを探したところ7個ほど見つかりました。
RST-150HやCRUX-170HDを購入いただいた方全員へご案内できそうです。
| 固定リンク
「赤道儀」カテゴリの記事
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-6(2022.02.22)
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-5(2022.02.17)
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-4(2021.05.29)
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-3(2021.05.27)
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-2(2021.05.27)