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2017年6月22日 (木)

新型レボルビング装置RR-92について-バランス

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昨日に引き続きRR-92関連です。本日はバランスについて紹介します。

写真はD810AボディにSIGMA135mmF1.8を装着した状態です。
このレンズは1,1kgほどですが,RR-92を乗せた台がほぼ重心位置です。

重たいレンズをつけたカメラは’お辞儀’するので星が流れると言われますが
重心位置を支えれば安定します。カメラをあまり上に向けない星景写真では
特に重要で自由雲台でも運用できそうです。
 
 
ところで重いレンズではマウントの撓みを懸念されるようです。
個人的には上記の’お辞儀’が原因でマウントの強度が足りないとは
感じていません。心配であれば以下のようにRR-92のリング内側と
レンズ外周の隙間に’詰め物’を挟むこともできます。
専用設計によりレンズが正確にRR-92の中心を通るからできる裏技?です。


以下は樹脂製のC型リングを挟んでいますが,1cmほどにカットしたホース
がお勧めです。ホースはいろいろな太さがあるので便利でしょう。
回転してもリング内側とレンズの位置は変わらないのでズレたりしません。
 

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