P-2GOTO赤道儀の紹介
昨日紹介したP-2GOTO赤道儀について改めてご紹介します。
基本的には昨年ここで紹介したのと変わりありませんが,ケーブル取り回しを
スマートにするために赤経モーターハウジングにサブパネルを設置しました。
オートガイダーや電源,パソコンはこのパネルに専用のメタルコンセントで
接続します。MTS-3とサブパネルは1本のケーブルで接続されるので
ケーブルの取り回しが大変スマートです。
極軸望遠鏡の視野照明装置も内蔵しています。
またメッキの質感もできる限り純正に合わせています。
赤緯体に組み込んだハーモニックドライブユニットや赤経側モーターの
タイミングプーリーカバーはP-2赤道儀のメッキ部と同じ質感で仕立てました。
赤緯体を切断する大がかりな改造を行っていますが
P-2赤道儀の美観を損なわずに自動導入化ができたと自負しております。
P-2GOTO赤道儀は赤緯側にハーモニックドライブを採用していますが
極軸側はウォームホイール式です。
従いまして一般的な赤道儀同様に両軸ともバランスをとる必要があります。
ハーモニックドライブはウォームホイール式に比べ効率が良いので
バランスを取ることを前提とした設計により消費電流を抑制しました。
最適化した赤経側のモーターなどと相まって12V駆動時の消費電流は
通常250mA,1,000倍速導入時でも500mAしか消費しないため
小型のモバイルバッテリーでの長時間運用を可能としています。
なお2017年に実施する初期ロット10台の改造受付は終了しています。
次期ロットは来春頃の受付開始予定です。
初期ロットの改造費用(オーバーホール込み)は195,000円でしたが
次期ロットからは216,000円に改訂させていただきます。
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