RST-150Hへの2連カメラ搭載
気軽に運べる撮影機材を検討されてるお客様から,RST-150Hへの
2連カメラ搭載に関するご質問をいただきました。
一方は冷却CCD(CMOS)カメラでL画像を,片方は明るい望遠レンズで
カラー情報を取得される計画との事です。
参考用として手持ちの機材で同様のシステムを組んでみました。
RST-150Hは軽量・コンパクトを最優先した設計なので
極軸が北へ延びた赤道儀に比べると鏡筒(カメラレンズ)と赤道儀本体や
三脚の干渉が懸念されます。
特に2台のカメラを並列同荷して極付近を撮影する際は子午線越え時に
注意が必要です。
ただRST-150Hはハーモニックドライブなので写真のように赤緯側も
大きくオフセットできます。
写真の構成の場合は極近くの撮影でも子午線越え後3~4時間ほど
継続して追尾できます。
RST-150Hと三脚で5kgですが写真の例のように135mmF2+QHY163Mと
300mmF2.8+D810Aの2本程度なら余裕で搭載できます。
一式全てで12kgほどなのでこれなら気軽に出かけられるでしょう。
なお2台カメラの光軸合わせはSDS38で行えます。
以下はオーストラリアでの撮影風景と南天の写真です。(拡大します)
南半球でのテストも兼ねRST-150開発者自ら撮影されています。
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