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2017年9月12日 (火)

GF140HDドイツ式構成にも

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日食撮影ではバランスウエイトが不要なフォーク式が便利なので
軽量化を最優先したGF140HDはジンバル雲台の使用を標準としていますが
フォークの場合複数の鏡筒を搭載できません。
そこで複数の鏡筒も搭載できるドイツ式に仕立てみました。
振動に対する強度が高いので制止画と動画のツインでも実用になるでしょう。


上はパノラマヘッドやアルカスイスクランプなどで仕立てたドイツ式の例です。
フォーク式と違い死角がないので望遠レンズでの星野撮影に便利でしょう。
 

以下は2連対応の専用赤緯体(写真は試作品で製品は北側に延長します)を
装着した例です。この赤緯体は両側のパノラマヘッドの平行を調整する機能を
内蔵するため2連望遠鏡の光軸を調整できます。
またアダプターなしでポールマスターも装着可能です。

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通常の赤道儀では,2本の鏡筒のバランス調整に工夫が必要ですが
ハーモニックドライブのGF140HDは少々のアンバランスは許容できます。
クランプを緩めると危険なので実際にはあり得ない運用ですが
以下のような状態でもハーモニックドライブの強度は許容範囲内です。


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