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2017年11月19日 (日)

NikonD810AかQHY367Cか

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これまで紹介したスケアリング調整プレートはカメラマウント仕様ですが
今回はタカハシ製鏡筒を使った直焦点撮影に用いるタイプです。
(写真手前のCAリングやレデューサーなどにM54でねじ込み接続する仕様)
 
 
製品紹介の前にタイトルの「NikonD810AかQHY367Cか」についてですが
ご存じのとおりD810AとQHY367Cは同じSONY製のセンサーを採用しています。
一長一短があり,どちらが優れるかは使用目的によると思いますが
個人的にはカメラレンズで撮影するのであれば優れた画像処理エンジンを
内蔵したD810Aの方が優位と思っています。なんと言っても手軽です。

ただ,望遠鏡での直焦点撮影となるとD810A場合は
①カメラマウントやミラーでのケラレが発生する(回折で写野周辺の星像が悪化する)
②OAGの適合が難しい
③スケアリング調整が容易に行えない
などの難問がつきまといます。特に長焦点ではOAGが使えないのは深刻です。


これに対してフランジバックが短いQHY367Cは今回紹介する調整プレートを使用
すれば上記の不具合は起きません。
このアイテムを使えば直焦点撮影においてはQHY367Cの方が優位と感じます。

以下のD810AはNikon用ワイドリングを付けたカメラマウントを,QHY367Cは
EOS用ワイドリングを装着した状態で,いずれも鏡筒とはM54取り合いです。

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写真のM54接続のスケアリング調整プレートはOAGの位置の確認用の
試作品です。(OAGの位置確認のためスペーサーで調整しています)
製品はOGAユニットなども組込み367C本体とのセット販売となります。
(一連のQHY関連製品は後日システムチャートをアップいたします)


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