タカハシ鏡筒用QHY367Cスケアリング調整プレート
先日紹介したタカハシ鏡筒用QHY367Cスケアリング調整プレートの案内です。
お問い合わせをいただきましたので実際の鏡筒に接続してみました。
鏡筒はフラットナーを装着したFSQ85EDPでOAGも含めピントが合った状態です。
細部がわかるよう少し拡大します。
ちなみにQHYCCDのHPに掲載されている構成ではOGA側のピントはでません。
CAリングやレデューサーとの接続部はタカハシ製のM54のワイドリングを使用
するのでタカハシ製鏡筒であればバックフォーカスやOAGのピントは合います。
フランジバックは55~58mm間に調整可能です。(出荷時は56.0mmに設定)
商品構成と価格(税込)は以下のとおりです。
価格を改定しております。2018.2.6追記
・QHY367CとOAG対応M54接続スケアリング調整プレートのセット:522,000円
・QHY OAG-M:27,800円
・タカハシワイドリング:3,024円
・QHY2インチフィルターホルダー:2,176円
・QHY5LⅡM用CSマウント:-
以上合計:555,000円
OAGはCSマウントのQHY5LⅡMを装着した場合4mm引抜いた位置で合焦します。
Cマウントタイプではピントがでない場合があるのでCSマウントを添付します。
なお,FSQ85EDPは新規格の鏡筒バンドとアリガタやプレートを装着しています。
新規格製品システムチャート
鏡筒が短いのでバランス対策としてアリガタでのオフセットを推奨しますが
比較的軽量なQHY367Cやデジタルカメラの場合は長さ222mmのDP75-222を
フィターホイールを併用する冷却CCDカメラでは257mmのDP75-257がお勧めです。
写真はカメラレンズ用のスケアリング調整プレートを流用した試作品なので
両側にプレート取付面がありますがM54接続用はありません。
また構造上スケアリング調整には六角レンチが必要となりますがQHY367Cを
取り付けたまま調整できます。
QHY367Cはテーパーリングで脱着できるので輸送や保管に便利です。
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