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2018年1月 8日 (月)

PTP-C22に搭載したD型赤道儀

B180107


PTP-C22は色々な赤道儀用のアダプターを製作しました。
最大の対象赤道儀は90Sですが,重さが9kg近くある90Sはさすがに荷が重く
この場合は4kg程度の撮影機材が対象です。
(バランスウエイトを含めるとトータルで17~18kg程度)
具体的には328クラスのカメラレンズクラスでの撮影を推奨しており
90Sなら300mmは余裕で追尾するのでガイドなしの手軽な撮影用です。
 

本日紹介するのは90Sより3kgほど軽いD型赤道儀です。
実はD型はP-2用アダプターがあればそのままPTP-C22に装着できます。
(直径の大きなワッシャーが必要となりますがD型指定の場合無償付属)
 

D型には方位の微調整機構はありませんがクランプを少し緩めれば
スムーズに回転できるので微動はなくとも実用になります。
夏頃にはD型用の2軸モータードライブAMD-2Nを発売するのでガイド
撮影が行えます。

D型は極軸望遠鏡は内蔵されていませんがPOLE MASTERが使える
現在では大きな支障にはなりません。
むしろ極望内蔵機種に比べ軽量なのでメリットにもなるかも知れません。
(極軸,赤緯軸共に細く,軸に加えベアリングサイズも小さくなるため)

またウエイトシャフト部まで貫通している赤緯側は強度面で有利なので
本来6.5cm用と謳っているD型ですがFSQ85EDなどは余裕でしょう。
この場合トータルで15kほどなのでPTP-C22での運用に支障はありません。

D型のウォームホイールはNJPの赤緯側と同じ約86φ(90Sは72φ)です。
ウォームホイールが大きいのは大きなメリットです。
タカハシ往年の名機と最新のFSQ85EDの組み合わせはイケてませんか?

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