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2018年3月19日 (月)

五藤6.5cm赤道儀用 極軸高度・方位調整装置

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今月は月末まで出張続きですが今日は雨ということもありお休みです。
そこでパーツは完成していましたが忙しくてそのままになっていた
五藤6.5cm赤道儀用の極軸高度・方位調整装置を組み立てました。

PTP-Cシリーズ専用で以下が高度と方位調整部です。

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今回は個人用として製作しましたが,お問合わせの多いスカイグラフ用や
マークX用,スカイメモR(RS)用も限定品として製作中です。
ここで紹介したとおり,いずれも最終ロットのPTP-C22専用となりますが
低重心設計です。
赤道儀に30度の傾斜角を持ったスカイグラフ用は超低重心になります。


今回の6.5cm用の極軸高度・方位調整装置は3台ほど余剰があります。
価格はPTP-C用のアタッチメント込みで21,600円,PTP-C22とのセットは
75,600円です。(いずれも税込み)


本来,この赤道儀には左の写真のような三脚台座が付いていますが
ポータブルで使用するには大きくて重いことや方位の微調整がないために
PTP-Cシリーズ専用の極軸高度・方位調整装置を作りました。

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この赤道儀は主に公共用として販売されていたため馴染みは薄いのですが
構造やウォームホイールの仕様などはマークXと同じです。
ここで紹介していますが極軸の荷重がウォームホイールとギヤの噛み合いに
影響を与えない構造です。

マークXのように各部を分離できませんがその分小型で軽量なので遠征用の
自動導入改造用赤道儀としては最適です。(比較写真の右の状態で4.3kg)
ウォームホイールの仕様も同じなのでマークX用のAMD-2NまたはMTS-3
が使えます。(特注のモーター取付金物が必要となります)


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上の分解写真は初期型の6.5cm赤道儀のためウォームホイールは
亜鉛合金ですが後期型は両軸共に砲金性になっています。

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