伝達系の偏心によるPモーション相殺-2ギヤへ戻す
先日から「伝達系の偏心によるPモーション相殺」にチャレンジしていますが
ベルトはプーリーを5/100mm偏心させても目立った変化はありませんでした。
ある程度予想していましたがベルトはギヤほど偏心に敏感ではないようです。
写真は8mm用のプーリーを8.05mmのリーマーで内径加工している様子です。
そこで効果が現れにくいベルトは保留にしてギヤで試すことにしました。
最初の写真のようアイドラーギヤをなくして1:1のギヤで伝達にしました。
先日紹介したギヤ伝達は国産の高精度ギヤを使っていますがそれでも
アイドラーギヤも含めた偏心の影響が出ています。
ギヤ精度に不安のある赤道儀ではベルトに交換するだけで追尾精度が
改善されるかも知れません。
これは実際にあった例ですが10/100mmほどのギヤの偏心で大きな
Pモーションが発生しておりました。(赤緯側を赤経に使ったため)
月は大きいのですが今日は大変良く晴れているのでテスト日和です。
まずはギヤ伝達でモーションを相殺する事が可能かチャレンジしてみます。
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