2020年以降のハーモニックドライブを使った改造について
2019年に計画しているハーモニックドライブを使った赤道儀の自動導入
改造はP-2と90Sの2機種で一旦予約の受付を終了しました。
ただその後もP-2,90S共にご要望をいただいている事や,他の赤道儀
への展開も踏まえ,2019年分の必要数量を見直しています。
具体的な計画は以下のとおりで,これに必要なハーモニックドライブを
調達予定です。改造の実施は2019年夏以降の予定です。
【2019年改造分】P-2GOTO第2ロット16台分,90S-GOTO第2ロット3台分
【2019年試作分】H-40(スカイキャンサー,FC-50),MS-3,MS-3n数台分
P-2,90Sを2019年改造で予約の方へは近日中にご案内いたします。
また追加でご希望の方がおられましたら9/16日までにご一報ください。
写真のFC-50とMS-3赤道儀は試作の前段階として改造したものです。
FC-50は短納期で入荷するハーモニックギヤ付ステッピングモーター
(CSF-8相当)でMS-3はP-2と同じSHG-14型を組み込みました。
いずれも来年の最終試作結果を踏まえ2019年予約受付,2020年実施で
計画します。(H-40,MS-3共にAMD-1,2からのアップグレード対応予定)
手前に並べたのは,左側2台がハーモニックギヤ付ステッピングモーター
で右側2台がハーモニックドライブです。
その手前はCSF-11型のパーツでH-40で採用予定です。
ハーモニックギヤ付ステッピングモーターは短納期ですがモーター選択の
自由度がないので使いにくいです。(細部がわかるよう写真は拡大します)
一方右側のハーモニックドライブは様々なモーターと組み合わせられます。
小さい方はGE1414で極軸側にも使ったCSF-14型でPM型モーターで駆動します。
敢えてPM型のモーターで駆動するのはここで紹介したステップムラによる
小刻みな振動を無視できるレベルまで抑えるためです。
一番右が90S用のSHG-17で121分の1※の減速比+高分解能ステッピング
モーターで分解能を稼いでいます。
※サーキャラスプライ側を出力軸にしているので減速比が120+1になります。
以下は先日入荷した66台(3者で共同購入)のハーモニックドライブです。
本年1~4月に複数件で発注した分ですが,なぜか一括で入荷しました。
| 固定リンク
「モータードライブ・自動導入」カテゴリの記事
- NJP赤道儀用Titan自動導入モータードライブの最終販売(2023.03.17)
- ハーフクラッチ付AMD-1NCの出荷状況について(2022.04.21)
- P-2,Mark-X用AMD-1Zのコネクター入荷しました(2021.07.12)
- P-2及びMark-X用AMD-1Zの出荷遅れについて(2021.07.02)
- AMD-1Zの高速動作について(2021.04.30)