FS-60CB用マルチフラットナーとTB-80/52AS
先月発売されたFS/FCマルチフラットナー1.04XをFS-60CBに装着しました。
鏡筒バンドは従来のTB-80/52ASをそのままご使用いただけますが
以前のFS-60Cフラットナーに比べバックフォーカスが長い※ので前後の
バランスを取るためにはさらに大きなオフセットが必要になっています。
※FS-60CBの場合,フラットナー後部のM52ねじ込み部から87.5mm
D810Aを装着した場合,以下の状態でも筒先側が軽くなっていますが
ガイド鏡を筒先側に搭載すれば完全なバランスがとれるレベルです。
従来の白い鏡筒部だけを保持するバンドでは運用が難しいと感じます。
記事の内容とは関係ありませんがMS-3(n)の両軸電動改造は予想を
上回るご注文をいただいたため,一旦受注を休止しました。
来年再開しますが残りは準備した27台分の1/3ほどになっております。
また写真のFS-60CBなどで使える電動フォーカサーは完売しました。
昨夜は良く晴れていたので早速試写してみました。
比較はスペックがよく似たMAMIYA APO-SEKOR 350mmF5.6です。
いずれもD801A,ISO400,60秒露出です。
FS-60CBのF6.2に対してF5.6のMAMIYA APO-SEKORは2割ほど
明るいだけですが数値以上に星の写りの差を感じます。
FS-60CBの中心星像は完璧ですがMAMIYA350mmは少し歪みます。
周辺の星像と色収差はMAMIYA350mmの方が勝っているようです。
ほぼ同じ条件で撮影していますが両者の構図は合っていません。
いずれもカメラのライブビューを使って簡単にピント合わせしただけ
なので参考程度にとどめてください。
【FS-60CB+マルチフラットナー1.04X 370mmF6.2】
【MAMIYA APO-SEKOR F350mm 1:5.6】
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