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2018年12月26日 (水)

日食遠征用GE1414HD赤道儀の紹介-2

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前回の記事ではサブ鏡筒を下面に付ける構成ですが今回紹介するのは
ここで紹介した方法の改良タイプで,2本の光軸を容易に調整できるのが
大きなメリットです。

直行して配置したSDS38を回転させて互いの光軸を合わせますが
両方とも裏面からの調整なので鏡筒を搭載したままで行えます。
サブ側との連結もないので赤緯軸回転に伴う本体との干渉もおきません。

B1812262
 
バランスの観点からはサブ鏡筒を下面側に装着した方が安定しますが
サブ鏡筒が三脚などと干渉するので通常はこの方法が便利でしょう。
下面側には短焦点カメラレンズの搭載をお勧めします。
 

この光軸調整機構も10,800円のオプションです。
先日紹介したものがAタイプ,本日のものをBタイプでご指定ください。
片側のSDS38とプレートのセットです。
(PENTAX75側のSDS38は必須ではないのでセットは1台にしました。
また製品は少し仕様を変えます)

 

日食遠征用と謳っているのは圧倒的な軽さでありながら複数の鏡筒を
搭載できるからです。

トップヘビーになりますが,重心が三脚中心線の真上に来る設計で
接続面には殆どモーメントがかかりません。
安定感が高く,万が一の赤道儀脱落事故を防げます。
(片側に2本の鏡筒を搭載する場合はややバランスが崩れます)

緊張が高まる日食撮影では通常は考えられないようなミスを犯して
しまう事があります。
電源が落ちてもその状態を保持する事も含め極めて重要な事でしょう。

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