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2018年12月24日 (月)

日食遠征用GE1414HD赤道儀の紹介-1

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日食遠征用GE1414HD赤道儀が完成したので紹介いたします。
基本的に既にご注文いただいた方への案内で逐次情報を追記します。

最初の写真は標準使用状態です。
両側面にアルカスイスクランプが付くので小型ガイド鏡などを固定できます。
下面にはBENROのパノラマヘッド(PC-1)を付けています。
側面のコネクターはMTS-3,ガイドカメラ,RS-232C,電源(5V)接続用です。
各ケーブルは標準で附属します。


以下の写真は光軸調整専用のSDS38を装着した状態です。
下面側のパノラマヘッドとの光軸調整はSDS38で行います。
(写真はUNC1/4ボルトで固定していますが専用のSDS38は3/8仕様)

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側面に付けたアルカスイスクランプを利用してパノラマヘッドと連接した状態です。
ツイン鏡筒での日食撮影時メイン鏡筒とサブ鏡筒が連動します。
(PC-1のノブを挟み込む構造なので,遊びはほぼゼロになりますが長時間露出
を行う星の撮影にはお勧めしません。
また構造上赤緯軸は180度しか回転できないので日食撮影専用と考えてください)

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【GE1414HDの仕様】
・使用ハーモニックドライブ:両軸ともCSF-14-100-2UH-LW
・駆動モーター:PM型ステッピングモーター
・バックラッシュ:最大100秒角(計算値)
・導入速度:恒星時の720倍速
・追尾精度:対恒星時±25秒角程度(PEC併用時±5,ガイド時±2秒角程度)
 ガイド無し:50mm,PEC併用:200mm,ガイド:500mmまでが点増の目安
  ガイドなしでの追尾状況
  ガイド,有り無し時の追尾状況
  PEC併用時のガイド状況

・電源電圧:3~12VDC,5V駆動時の消費電流は600mA(DE.CutOff時300mA)
・許容荷重:最大約10kg,推奨5kg程度(ツインの場合6~8cmクラス×2set)
・許容偏荷重(電源が遮断されても保持できる片側の荷重):約8kg
・機器取付部:UNC3/8及びM8PCD35。両側面にオプション取付可
・適応三脚:PTP-C,C2,C22のみ,専用アタッチメント標準付属
・使用コントローラー:MTS-3キーコード付,単体自動導入可
・赤道儀質量:約2.4kg(PTP-C22台座込み,オプションは含まない状態)
・高度調整範囲:約10~70度(極軸使用時は55度)
・極軸合わせ:オプションの極軸望遠鏡またはPoleMaster(併用可)
・価格:318,600円(税込,初期ロットのみの価格で今後受注分は改訂します) 
・オプション
 内蔵型極軸望遠鏡(暗視野照明付):21,600円
 ツイン鏡筒用連接ユニット(専用のSDS38含む):10,800円


GE1414HDは希望者を募って制作しましたがハウジングは余剰があります。
またハーモニックドライブの納期が短縮された事から追加受注も可能です。
ご希望の方は12/31日までにご一報ください。
ただ,使用するコントローラーは標準仕様のMTS-3になります。
また三脚が専用となることからPTP-C22とのセット販売を予定しています。
GE1414HDとPTP-C22セット価格は税込399,600円です。
納期は2019.4月末の予定です。

追加の受注は締め切らせていただきました。2018.12.31日追記


赤道儀本体の重さは約2,400gで,PTP-C22を含め4,200g程度です。
(北端の平面部はポールマスター取付部でUNC1/4仕様)

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