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2018年12月

2018年12月30日 (日)

2018年もありがとうございました

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例年は何回かに分け,その年を振り返った記事で締め括っていますが
この年末は来年発売の新製品の紹介が集中しました。
1年ほど休止していた赤道儀の改造についても目処が立ちましたので
年内に紹介する予定でしたが年明けになってしまいそうです。
 

紹介する写真はやっと完成にこぎ着けた日食遠征用の軽量赤道儀です。
2014年からハーモニックドライブを使った赤道儀の開発にかかっていますが
4年も経ってやっと製品化できたので2018年を代表するものでしょう。
日食に限定したようなネーミングとなっていますが4年の間ハーモニック
ドライブの適正を評価した結論と思っています。
 

この赤道儀はPTP-C22専用と発表しておりますがGITZOのシステマティック
プレートを組見込んだ仕様も特注で製作しています。
価格は70φプレート組込が329,400円,85φプレート組込が331,560円です。
各1台在庫ございます。(納期は2ヶ月)
本体受注終了につき,GITZO関連も終了しました。2018.12.31日追記

写真左がGITZO85φプレート仕様,中央が70φ,右がPTP-C22仕様です。
なお方位調整ノブの方向はご指定いただけます。
(GITZO用は手前,PTP-C22用は奥に装着した状態です)
ご注文の方は出荷時に確認のメールを差し上げますのでご指定ください。
その際にノブの形状についても承ります。

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赤道儀とは関係ありませんが今年は年末にフジのGFX-50Fを導入しました。
使う機会の少ないSTX-16803など3台の冷却カメラとの入替です。
先に紹介しましたが専用のレボルビング装置やオフアキシスガイダー
などを開発予定です。
 

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2018年12月28日 (金)

フルサイズカメラ対応 汎用RR-92Fの紹介

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こちらの記事で紹介した汎用タイプのRR-92F(フルサイズ)が完成しました。
価格は税込み36,720円で,2019/2/1日からの販売です。
RR-92本体にフルサイズカメラ用Gプレート(H3846L57)とアルカスイスプレート
(DP38-86)の3点セットです。

以下写真中央の2本の六角ボルトで中心軸を最大8mm,ローレットネジで
前後方向を最大25mmの調整が可能です。

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以下はフルサイズカメラ用GプレートにEOS 6Dを装着した状態です。
概ねこのクラスのボディサイズが調整範囲の中心となります。

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左がカメラ用Gプレートを一番外に出した状態(カメラボディ接続部から
RR-92中心まで46mm)で右が入れた状態(同38mm)です。

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フルサイズカメラ用Gプレート(H3846L57)の数値はカメラボディの適合
範囲で以下の説明写真を参照ください。
H寸がこの範囲ならレンズはRR-92の中心になります。
お手持ちのカメラが適合するかは以下の説明で判断してください。
個別機器の適応性に対するご質問にはお答えできません。


RR-92の内径は92mmなので,それより小さいレンズなら中心がズレ
ていてもご使用いただけます。
D810Aは2mmズレますがTAMRON SP15-30mmはご使用いただけます。
ただボディの取付は六角レンチ対応のボルト締めになります。
(D810AはRR-92 D810forBL-D800Nなどのブラケット併用タイプを推奨)

今後,一回り小さいボディ用も発売予定です。


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2018年12月27日 (木)

光軸調整プレートAP60-19060の紹介

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ツイン鏡筒の光軸を最大±15°調整できるAP60-19060が完成しました。
価格は税込み11,800円で,2019/1/15日からの販売です。

SDS38には当初からこの構成を見据えた固定ネジ穴を備えていました。
それを利用するためSDS38との併用が条件となります。

両側のSDS38は片側が赤経方向に,もう片側が赤緯方向に独立して
±15°振れます。
単に光軸を合わせるだけでなく,モザイク合成意識したシフト撮影用と
してもご使用いただけます。

AP60-19060はDP45-152又はDP38-190と縫い合わせできますが
写真の例のように直接赤緯体に固定する事も可能です。
横並びにM8タップがあるのでDS38経由でガイドセットも搭載可能です。
REDCAT51やFS60CBでのツイン撮影に便利です。

なお側面に付けたプレートを付けない場合,60×190mmのプレートと
してご使用いただけます。その場合も両側にSDS38を装着可能ですが
赤経側の調整はSDS38の調整代(±2~3°)のみとなります。
 

以下は両側の回転部です。いずれも裏面から操作できるので画角を
確認しながらの調整が可能です。

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2018年12月26日 (水)

日食遠征用GE1414HD赤道儀の紹介-2

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前回の記事ではサブ鏡筒を下面に付ける構成ですが今回紹介するのは
ここで紹介した方法の改良タイプで,2本の光軸を容易に調整できるのが
大きなメリットです。

直行して配置したSDS38を回転させて互いの光軸を合わせますが
両方とも裏面からの調整なので鏡筒を搭載したままで行えます。
サブ側との連結もないので赤緯軸回転に伴う本体との干渉もおきません。

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バランスの観点からはサブ鏡筒を下面側に装着した方が安定しますが
サブ鏡筒が三脚などと干渉するので通常はこの方法が便利でしょう。
下面側には短焦点カメラレンズの搭載をお勧めします。
 

この光軸調整機構も10,800円のオプションです。
先日紹介したものがAタイプ,本日のものをBタイプでご指定ください。
片側のSDS38とプレートのセットです。
(PENTAX75側のSDS38は必須ではないのでセットは1台にしました。
また製品は少し仕様を変えます)

 

日食遠征用と謳っているのは圧倒的な軽さでありながら複数の鏡筒を
搭載できるからです。

トップヘビーになりますが,重心が三脚中心線の真上に来る設計で
接続面には殆どモーメントがかかりません。
安定感が高く,万が一の赤道儀脱落事故を防げます。
(片側に2本の鏡筒を搭載する場合はややバランスが崩れます)

緊張が高まる日食撮影では通常は考えられないようなミスを犯して
しまう事があります。
電源が落ちてもその状態を保持する事も含め極めて重要な事でしょう。

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2018年12月24日 (月)

日食遠征用GE1414HD赤道儀の紹介-1

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日食遠征用GE1414HD赤道儀が完成したので紹介いたします。
基本的に既にご注文いただいた方への案内で逐次情報を追記します。

最初の写真は標準使用状態です。
両側面にアルカスイスクランプが付くので小型ガイド鏡などを固定できます。
下面にはBENROのパノラマヘッド(PC-1)を付けています。
側面のコネクターはMTS-3,ガイドカメラ,RS-232C,電源(5V)接続用です。
各ケーブルは標準で附属します。


以下の写真は光軸調整専用のSDS38を装着した状態です。
下面側のパノラマヘッドとの光軸調整はSDS38で行います。
(写真はUNC1/4ボルトで固定していますが専用のSDS38は3/8仕様)

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側面に付けたアルカスイスクランプを利用してパノラマヘッドと連接した状態です。
ツイン鏡筒での日食撮影時メイン鏡筒とサブ鏡筒が連動します。
(PC-1のノブを挟み込む構造なので,遊びはほぼゼロになりますが長時間露出
を行う星の撮影にはお勧めしません。
また構造上赤緯軸は180度しか回転できないので日食撮影専用と考えてください)

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【GE1414HDの仕様】
・使用ハーモニックドライブ:両軸ともCSF-14-100-2UH-LW
・駆動モーター:PM型ステッピングモーター
・バックラッシュ:最大100秒角(計算値)
・導入速度:恒星時の720倍速
・追尾精度:対恒星時±25秒角程度(PEC併用時±5,ガイド時±2秒角程度)
 ガイド無し:50mm,PEC併用:200mm,ガイド:500mmまでが点増の目安
  ガイドなしでの追尾状況
  ガイド,有り無し時の追尾状況
  PEC併用時のガイド状況

・電源電圧:3~12VDC,5V駆動時の消費電流は600mA(DE.CutOff時300mA)
・許容荷重:最大約10kg,推奨5kg程度(ツインの場合6~8cmクラス×2set)
・許容偏荷重(電源が遮断されても保持できる片側の荷重):約8kg
・機器取付部:UNC3/8及びM8PCD35。両側面にオプション取付可
・適応三脚:PTP-C,C2,C22のみ,専用アタッチメント標準付属
・使用コントローラー:MTS-3キーコード付,単体自動導入可
・赤道儀質量:約2.4kg(PTP-C22台座込み,オプションは含まない状態)
・高度調整範囲:約10~70度(極軸使用時は55度)
・極軸合わせ:オプションの極軸望遠鏡またはPoleMaster(併用可)
・価格:318,600円(税込,初期ロットのみの価格で今後受注分は改訂します) 
・オプション
 内蔵型極軸望遠鏡(暗視野照明付):21,600円
 ツイン鏡筒用連接ユニット(専用のSDS38含む):10,800円


GE1414HDは希望者を募って制作しましたがハウジングは余剰があります。
またハーモニックドライブの納期が短縮された事から追加受注も可能です。
ご希望の方は12/31日までにご一報ください。
ただ,使用するコントローラーは標準仕様のMTS-3になります。
また三脚が専用となることからPTP-C22とのセット販売を予定しています。
GE1414HDとPTP-C22セット価格は税込399,600円です。
納期は2019.4月末の予定です。

追加の受注は締め切らせていただきました。2018.12.31日追記


赤道儀本体の重さは約2,400gで,PTP-C22を含め4,200g程度です。
(北端の平面部はポールマスター取付部でUNC1/4仕様)

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2018年12月15日 (土)

メタルフード付き100mmガイドセット限定販売

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QHY5LⅡMとコーワLM100JCの小型ガイドセットを限定販売いたします。
価格は税込み49,680円で12月25日までの期間限定商品です。

12月26日からは通常価格の税込み57,510円となります。
 

ヒーターを用いた結露防止対策が容易なメタルフードをセットしました。
コードのテンションによるレンズヘリコイドの撓みを防ぐため,レンズ
鏡銅部をスリ割り式のSR31.7B3で完全に固定しています。


構成は以下のとおりです。
 ・ガイドカメラ:QHY5LⅡM(CSマウント仕様+CS→Cアダプターセット)
 ・ガイド鏡:コーワLM100JC
 ・フロントバンド:SR31.7B3
 ・リアバンド:SR31.7
 ・フード:40.5mmアルミ製
 ・固定プレート:アルカスイス規格互換品(ノーブランド)追加穴加工

LM100JCの鏡銅部にSR31.7B3を付けるにはスリ割りを広げて通す
必要があります。締め付けネジを逆に使えば容易ですが,ご希望の
場合は当方で組み込んで出荷いたします。
メタルフードの単体販売は行いませんが海外のサイトで入手可能です。

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2018年12月12日 (水)

PayPayで天文機材を買うと20%キャッシュバック

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天文ハウストミタに納品に行って知ったのですが,現在PayPay決済すると
購入額の20%が還元されるそうです。
またソフトバンクの端末で決済の場合,10回に1度は全額還元されるとのこと。


もちろんタカハシ製品やQHYCCD製など高額商品でも使えます。
還元額は1ヶ月で最大50,000円とのことですが,250,0000円以上の商品では
50,000円の還元が受けられます。
ウインターセール特価と併せると40%近くお得なものもありそうです。

店舗での決済が条件ですが,近県の方はお店まで足を運ぶだけのメリットは
ありそうですね。

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2018年12月 8日 (土)

REDCAT 51で撮影したバラ星雲(CFHT Palette)

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WilliamOpticsのYang社長がREDCAT 51で撮影されたバラ星雲です。
大きなサイズはこちらにリンクしています。

REDCAT51にフォーサーズの冷却CMOSカメラで撮影されています。
赤道儀はCRUX170HDで総露出時間は135分です。

以下は今回紹介する写真の撮影風景です。
Yang社長の私設天文台での撮影ですがスターパーティの際にお邪魔しました。
敷地内にはスライディングルーフの天文台もあり,同社製鏡筒のフィールド
テストを行っているそうです。

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なおREDCAT51の発売に合わせ,同クラスの鏡筒をツイン運用するための
プレート(AP60-19060)を開発中です。
2本の光軸を合わせるだけでなく,互いの光軸を最大15°シフトできるので
モザイク合成を目的とした2本同時撮影も可能です。

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