REDCAT51用スケアリング調整プレートと前後バランス対策アリガタ
ここで紹介したREDCAT51用スケアリング調整プレート(メッキ前の製品仕様)が完成しました。タカハシ製ワイドマウント経由でNIKONマウントを装着した状態です。
REDCAT51側がM56,ワイドマウント側がM54で光路長は10mmです。REDCAT51付属のM56-M48接続リング(写真左)より短いため最大バックフォーカスが約6mm延長されます。M54部からは最大64.5mm確保されるため,オフアキシスガイダーの適応も可能です。
REDCAT51は国内入荷後,光軸の確認(必要であれば調整)を行い出荷します。これは光軸上での星像(疑似星を使用)を確認するものですが焦点面のわずかな傾きは検出できません。
REDCAT51のF値は約5なので,焦点面の傾き(=スケアリングズレ)にはそれほど敏感ではありませんが,接眼部,回転機構,カメラマウントなどの公差のために4隅の星像が均一にならない個体も存在します。REDCAT51に限ったことではありませんが,これを可能な限り調整するのがスケアリング調整プレートです。センサーが傾いている恐れのある冷却CCDカメラや,デジタルカメラでも4隅の星像を揃えたい場合には便利なアイテムでしょう。接続がM54なのでタカハシ製アクセサリーが装着できるのも魅力です。
次は前後のバランス対策を施したアリガタについてです。
オリジナルのREDCAT51に付属するアリガタはバンドを中央に取り付けられないため前後のバランスがとれません。対策としてK-ASTEC特別仕様品には長いアリガタをセットしましたが,オリジナル仕様をご注文のお客様へは写真のようにほぼ中央にバンドを取り付けられるよう加工したアリガタを添付します。(ご希望の場合のみ)
急な出張のために特別仕様仕様のご予約の方へのご案内が遅れております。数日中にはご案内いたしますので今しばらくお時間ください。
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