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2019年5月28日 (火)

MS-3(N)用PTP-C22アダプターと開発中のAMD-1Nについて

B190528

PENTAX MS-3(N)関連アイテムは生産終了をご案内しましたが,7月の南米日食遠征用として要望をいただいたため,写真のPTP-C22用アダプターを作成しています。また赤道儀内蔵型のモータードライブAMD-1Nも開発中です。

いずれも限定商品で特にPTP-C22用アダプターは極少量の販売となります。

・MS-3(N)用PTP-C22アダプター:7,344円(6/10販売,限定5台)

・MS-3(N)用AMD-1N(オーバーホール込):37,800円(8/上旬から受注,限定20台)

MS-3(N)は電動追尾中でも両軸手動操作ができるので観望には大変便利です。開発中のAMD-1Nは駆動回路を赤道儀に内蔵し電源(5V)を接続すれば追尾します。消費電流は70mA程度なので単三電池3本でも20時間ほど駆動可能です。なお駆動回路を組み込むには赤道儀を預かる必要があるため,オーバーホールを含んだ価格設定としています。

AMD-1N改造後は純正のコネクターを利用して電源とガイドケーブルを接続します。写真のようにガイドカメラに接続すれば簡単に1軸ガイドが可能です。ポールマスターで極軸を合わせれば500mmクラスでも安定した撮影ができます。(写真のポールマスターアダプターと鏡筒取り付け部のPCD35アダプターはセットで5,400円です

 

MS-3(N)は追尾精度が高ので(±10秒角:メーカー公称値)写真のREDCAT51程度ならガイドは不要でしょう。照明付きの極望も内蔵されているので車での移動ならポータブル赤道儀よりずっと効率的です。追尾中でも両軸微動(±10度)ができるため構図の微調整も容易でMS-3Nは目盛環が恒星時を示すため目盛環を使った導入もできます。

両軸が手動操作できるのは日食遠征用としても安心です。構図を取る際にハンドコントローラーを探すより手動で微動ノブを回した方が早いからです。また万が一電動駆動に不具合があった場合でも手動で追尾できるのは大きなメリットです。

なお,P-2及びH-40用のAMD-1の後継機となるAMD-1NもMS-3用と同時期に再販開始予定です。またMS-3用と併せてEM-10/11用のPTP-C22アダプターも製作中です。価格はMS-3用と変わりありません。

 

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