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2019年6月 9日 (日)

日食遠征用GE1414HDツイン鏡筒用オプションについて

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南米日食までひと一月をきりましたがツイン撮影用オプションが完成しました。当初の構想から変更し通常の赤緯端に2本搭載する方法と裏面(一般の赤道儀ではバランスウエイト側)に分ける方法のいずれにも対応します。赤緯端側に2本,裏面に1本などの搭載も可能です。

一枚目と下の2枚の写真は赤緯端に2本搭載した場合です。アルカスイスクランプの固定を調整することで,それぞれの鏡筒をX,Y方向に振れます。両者の光軸合わせが簡単なので通常はこの搭載方法を推奨します。(細部が確認できるよう全ての写真は大きなサイズで掲載しています)

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以下は赤緯端部のアップです。GE1414HD標準付属のプレートより少し長いため2本の鏡筒間隔が大きく取れます。また方側のアルカスイスクランプは裏面からの固定(調整)も行える設計です。

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以下は赤緯端と裏面に鏡筒を搭載する場合です。裏面側は赤緯端側との連接プレートで回転します。中心軸を固定しているので強度的な不安はありません。バランスの観点ではこの搭載方法が有利です。連接プレートにはUNC1/4のタッフ゜があるので風景撮影用カメラなどの搭載も可能です。

価格は赤緯端プレート,底面回転プレート(上の写真に連接しない状態で写っています),連接プレートの3点セットで13,500円(税込)です。

最後の写真は来月の南米日食撮影状態のイメージです。日没1時間ほど前の西の空で見られます。なお搭載する鏡筒はタカハシのFOA-60で接眼部は他社製で軽量化しています。

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