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2019年8月

2019年8月27日 (火)

K-ASTEC特別仕様のRED CAT51在庫販売について

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昨日の記事で紹介したK-ASTEC特別仕様のRED CAT51在庫分販売の紹介です。

K-ASTEC特別仕様RED CAT51の構成,価格は以下のとおりです。

  • RED CAT51本体(白/黒の2色)
  • 特別仕様の210mmアリガタ(ビクセン/アルカスイス互換)
  • M-GENなどのガイド鏡搭載用アルカスイスクランプ
  • 5V2.6Wシリコンラバーヒーター
  • 以上一式の価格:89,520円(税込)

 今回は在庫分販売につき,以下の特典がつきます。

  • 当方から2本目をご購入の場合,以下のツイン構成用のアリミゾとアリガタ2鏡筒分をサービス(ビクセン又はアルカスイス規格品,いずれもB級品)
  • 新規の場合,標準付属の210mmアリガタにDS38等をつけるアダプター2個と軽量ビクセン規格アリガタをサービス(最後の写真参照)
  • スケアリング調整プレートを7,560円(10,800円の30%OFF)で提供

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2019年8月26日 (月)

胎内星まつり P-2赤道儀などの改造機を展示しました

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8月23,24日の2日間,胎内星まつりに参加しました。昨年同様コンセプト機やP-2赤道儀の自動導入改造機や,P-2,EM-200,NJP用のモータードライブなどを展示しました。

P-2や90S赤道儀の純正モータードライブ生産終了のため,お困りの方から注目をいただきました。(P-2,H-40,90S用のAMD-1Nについては後日発表いたします)

 

以下は自動導入改造を行ったP-2赤道儀とK-ASTEC特別仕様のRED CAT51です。RED CAT51はスタウォーズのキャラクター?と同じカラーリングですね。ちなみにこのP-2は1979年製なのでスターウォーズが初めて公開された頃に作られたようです。

このK-ASTEC特別仕様のRED CAT51は納品後の不具合対応用として保有した予備品(天文ハウストミタで検品済)が3本ございます。新らたにツイン鏡筒用のオプションも準備していますが,当方から2台目のご購入となる場合はツイン鏡筒用のオプションは無償提供です。

 

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以下はC14と並列搭載したWilliam OpticsのFLT156APOです。あいにくの天気で星を見ることはできませんでしたが鉄塔の碍子に反射する太陽光を見ていただけました。個人的には以前所有していたTOA-150と遜色ないと感じました。

太陽光を見た感じから,その場でWilliam OpticsのYang社長に個人用を1台注文しました。このFLT156APOは製作数量が限られますが既に多くの予約が入っているそうです。入荷したら改めてレポートする予定です。なお会場で発表した価格698,000円(税別,3点鏡筒バンド,3インチアリガタ,ハンドル含む)でご予約も承っております。

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2019年8月21日 (水)

アングルファインダー接続リング GP系でも

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アングルファインダー接続リングは完売しました。ありがとうございました。2019.9.2追記

先日紹介したi-optron製の極望対応のアングルファインダー接続リングはビクセンGP系の極望のも適合*することが分かりました。ただ,既に予定数量の半数ほどご注文いただきましたので胎内星まつり会場での販売は少量となりそうです。

明日早朝から胎内まで移動するためご注文への回答が遅れます。在庫数量が少ないことから注文時期によってはご提供できない場合もあることを予めご了承いただけると幸いです。

*確認が取れているのはビクセン純正のGP用でアルミ鏡筒のものです。OEM製品や樹脂製のタイプでは確認とれておりません。

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2019年8月20日 (火)

胎内で展示するWilliam optics FLT156APOが入荷しました

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昨日ブログで紹介したWilliam opticsの最大口径となるFLT156APOが天文ハウストミタに入荷していました。さすがに15.6cm屈折は圧巻ですね。ぜひ会場でご覧になってください。気になる価格は会場で発表されますが,国産の最高峰13cmAPO(接眼部が高級な方)よりちょっとだけお安いでしょう。明日は21日は,22日の早朝からの移動に向けての準備作業が大変です。

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2019年8月19日 (月)

i-optron製 極望用アングルファインダー接続リング

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8/23日からの胎内星まつりの準備を行っていますが,あいにくの天気予報ですね。

紹介するi-optron製極望のアングルファインダー接続リングも現地販売を予定していましたが,昨年のような荒天では展示もままならないのでこちらで販売します。

このリングは協栄産業さんで販売いただいているビクセンAPやSX系赤道儀用の極軸望遠鏡で使えます。i-optron極望と現物合わせで設計しているので,ガタなく接眼部に固定できます。対応するアングルファインダーは「CANON ANGLE FINDER B」のみです。ネットオークションなどで1,000~2,000円程度で入手できます。

このリングはほかの目的で使う計画だったのでフランジがあります。3か所に押し引きの光軸調整ネジ加工しているので自作のポーターブル赤道儀用としても使えそうです。

価格は3,600円(送料,税込)で20個在庫しております。出荷は8月末の予定です。

アングルファインダー接続リングは完売しました。ありがとうございました。2019.9.2追記

胎内では天文ハウストミタ/William opticsのブースを間借りし,先日ご紹介したP-2用AMD-1NやP-2,90S,EM-200,NJPなどの自動導入改造赤道儀などを展示予定です。

またWilliam opticsの新製品も展示予定で,中でもFLT156APOは世界初公開です。

 

 

 

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2019年8月17日 (土)

赤緯粗動回転付きのP-2自動導入改造について

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赤緯軸駆動にハーモニックドライブを採用したP-2自動導入改造に,ビクセン規格アリミゾ一体型の粗動回転ユニットタイプを追加しました。粗動回転ユニットとアリミゾを一体構造にしたため,鏡筒取付面は従来のM8-P.C.D.35仕様から3mm高くなっただけです。クランプフリー回転ができるので構図の変更やアライメントに便利です。

このアリミゾ一体型赤緯粗動回転ユニットを使った改造費用は,従来のM8-P.C.D.35仕様から20,000円(税別)アップです。コントローラーにMTS-3を使った自動導入改造の場合,205,000円(税別)です。

(粗動回転部などを大幅に設計変更したため,以前のご案内から10,000円以上のコストダウンを図りました。ご注文の方へは後日清算の案内をいたします。また既に改造された方へもアップグレードの案内をいたします)

 

なお,今回紹介するものから回転機能を無くした円形タイプのビクセン規格アリミゾDS45Rシリーズを開発中です。赤道儀の赤緯体と同じ直径なのでスマートです。

  • DS45R-60:P-2,MS-3N用:11,000円(MS-3Nはアダプター付で12,000円)
  • DS45R-74:P-2GOTO(P.C.D.35仕様),五藤6.5cm赤道儀用:11,500円
  • DS45R-80:90S,EM-100用:12,000円

価格は税別で発売は9月25日です。何れも対象が現行機種でないので1ロットのみの限定生産品です。クランプは仕様を変更する場合があります。現在P-2や90S赤道儀の自動導入改造の受注は行っておりません。2020年の再開を検討中です。

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2019年8月13日 (火)

MS-3N用内蔵型1軸モータードライブAMD-1Nについて

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こちらの記事で紹介していましたPENTAX MS-3(-3N)用の内蔵型1軸モータードライブが完成しました。駆動回路を内蔵するためオーバーホールとのセット販売を標準としていますが,ご希望により単体での組み込みも行います。

純正コマンダーの故障や紛失でお困りの方には朗報かと思います。MS-3(-3N)は両軸とも手動微動ができるのでモーターは恒星時駆動(オートガイド対応)のみで十分でしょう。価格等は以下のとおりです。

  • PENTAX MS-3(-3N)用AMD-1N オーバーホール込み価格:35,000円(税別)
  • PENTAX MS-3(-3N)用AMD-1N 単体価格(組込作業含む):20,000円(税別)
  • 受注開始時期:2019.9から。赤道儀お預かり期間は約1か月(単体組込場合)
  • 対応数量:20台限定

このAMD-1Nは電源スイッチはありません。付属する8ピンマイクコネクターが電源供給(2.1φDCジャックとUSB-Aに対応)とガイドケーブル兼ねています。消費電流が極めて小さい(5V,70mA)のでスイッチは不要でしょう。写真のような小型モバイルバッテリー(ライト付きで3,000mAh)でも30時間以上駆動できます。

極軸望遠鏡の明るさ調整と南北切り替えスイッチは以下のように北端の開口部から行います。赤道儀への加工を無くすためです。

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2019年8月 8日 (木)

高精度ハーモニックドライブを評価するーその3

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南米日食遠征などで2か月ほど間が空きましたが,高精度ハーモニックドライブは実機への採用を始めました。写真は先月受注を再開したGE1414HDで全て高精度仕様です。この後実際の星での追尾テストを行い納品します。

前回の記事で紹介しましたが,高精度仕様と言えども標準品の1.5倍ほどの精度しかなく,∔15秒角ほどの追尾エラ ーがあります。これは度々紹介するP-2や90S赤道儀と比べると1/3ほどの精度で,ガイドなしでは135mm程度が限界でしょう。

この追尾精度の悪さを電気的に軽減するのが「PEC」でこれを併用すれば∔5秒角ほどまで改善できます。高精度仕様の場合,振幅が小さくなっているだけでなく周期性や滑らかさも改善されているのでPECの効果がより期待されます。

 

以下上が高精度仕様で下が標準品です。高精度仕様は周期性が明瞭で滑らかです。

ただPECは大変有効な機能ですが一度学習した内容を保持しないと不便です。最初の写真でわかるようにGE1414HDはギヤヘッド付きのPM型ステッピングモーターを採用していますが,これはモーターの回転は電気信号に合致させ学習結果を保持させるためです。ハーモニックギヤ付きのステッピングモーターでは励磁を切ると手で回せますが,これではせっかく覚えたPECが無効になってしまいます。

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またPECは雲の通過などで一時的にガイド星が見えなくなった場合も有効です。以下のように比較的エラーの大きな個体では短い時間ガイド星が見えなくなった場合でもガイドエラーになりますが,PECがあれば凌げることもあります。

以上のことからハーモニックドライブ赤道儀にとってPECは大事な機能ではないかと感じています。

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