GE1414HD 星野撮影用極軸延長オプションについて
GE1414HDを星野撮影用として使う際に便利な極軸延長オプションが完成しました。様々な検討/試作を行った結果,以前ここで紹介したタイプからの上の写真の筒状に変更しました。大きな理由は,①日食用(標準状態)との切替が簡単,②南端に極軸望遠鏡を装着できる,③外観がスマートになるためです。
この延長筒の長さは105mmで,装着した状態で赤緯軸中心から三脚までの距離は約150mmになります。ちなみに太さは56φでここを持っのに都合の良い大きさです。
価格は税込み16,500円です。GE1414HDをご購入のお客様へは個別に案内いたします。
なお,この延長筒を付けた状態でのGE1414HD一式(コントローラー,極望含)の重さは約3kgです。
最初と以下の写真は200mmのカメラレンズを須着した冷却CCDカメラです。この撮影システムはどこを向けても干渉しません。またこの程度の荷重(この例は4,2kg,最大8kg程度)なら電源が遮断されても状態を保持します。
これはNikonD810Aと135mmレンズの組み合わせですが十分な余裕があるのでリモート操作でも安心です。
以下はD810Aとプロミナー500mmF5.6の組み合わせです。さすがにフード側を三脚に向ければ干渉しますが,筒の前後方向のアンバランスを許容するハーモニックドライブなら大きくシフトできるので極軸を1回転しても干渉を防げます。
写真は方位調整ネジを取り外しています。可能な限り干渉を防げるよう短いタイプを準備中です。なお北側の高度調整ネジも同理由で取り外していますが重心が北に偏るために不要です。南側は強く回せるT字状のハンドルに交換しています。(延長筒に付属)
| 固定リンク
「赤道儀」カテゴリの記事
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-6(2022.02.22)
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-5(2022.02.17)
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-4(2021.05.29)
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-3(2021.05.27)
- 新型ゴニオステージ赤道儀について-2(2021.05.27)