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2020年5月26日 (火)

EM-200赤道儀 赤緯軸ハーモニックドライブ化 その2

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昨日はEM-200赤緯軸ハーモニックドライブ(以降HDと略)化の概要でしたが,本日は軽量化について少し詳しく紹介します。

写真手前右が取り除いたオリジナルの赤緯軸で,左が入れ替えるHD部です。HD側はアリミゾ(DS75-20相当)一体型なのでオリジナル側にはDS75-20を装着しています。

写真にはありませんがオリジナル側は赤緯の駆動モーター周りを含むと約6.2kg,HD側はウエイトシャフト接続部を含まず1.9kgなので赤道儀本体だけの場合,4kg程の軽くなります。(改造後はウエイトシャフトは取り外し式となるため比較には含めていません)

 

次はバランスウエイトの重さに直結する不動点の位置ですが,HD化改造後は以下の写真のように63mm短縮されます。

当方のDP75+TB125NでFSQ106EDを搭載した場合,不動点から鏡筒中心までの距離は256mm→193mmになるので,25%ほどウエイトが軽減できます。やや長めのウエイトシャフト*を使えば,これまでの2個必要だったのが1個ですむ場合もあり,赤道儀本体分と併せると10kg近い軽量化が図れるでしょう。

*ウエイトシャフトはこれまでのウエイトが使えるよう18φが標準です。長さは注文時にご指定いただけます。昨日紹介した改造費用にはウエイトシャフト代金も含みます。

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