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2020年6月29日 (月)

EM-200赤道儀 赤緯軸ハーモニックドライブ化 その6

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EM-200の赤緯体にハーモニックドライブを装着する部位の仕様を変更しました。

最大の変更点はこの部位に取っ手を設け赤道儀運搬時や据付が片手で行えるようにしています。改造後の重量は12kgほどになるので取っ手を持てば片手で容易に保持でき,据付時の落下や転倒事故が防げます。

 

もう一つはこの部位に簡易的に原点を合わせるための水準器と指標を設けました。

赤径側は水準,赤緯側はカーソルを合わせれば鏡筒は真東(西)の水平線を向いた状態になるので,その位置でアライメントを取れば自動導入ができます。暗闇で認識できるようそれぞれ内部から照明しています。(極軸望遠鏡の視野照明と連動して明るさ調整可)

簡易的な手法ですがこの方法で殆どの場合写野に目的天体が導入されます。その後写野中心に導入補正すれば完全です。Titan TCSはこのアライメント手法用としてEAST(WEST)がアライメントポイントとして登録されています。

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最後の変更点は張り出した取っ手で美観を損なわないようこの部分の色を黒に変更しました。

 

EM-200赤道儀の赤緯体ハーモニックドライブ改造は初期ロット用として準備した用品分の注文をいただいたので一旦受注を終了します。次期ロットを実施するかは今後の状況により決定しますが最短でも2021年以降となる予定です。

なおEM-200用の極軸望遠鏡視アングルファインダーアダプターの最終ロット40個は入荷しております。(断続的な出張予定があるので発送までお時間いただく場合もございます)

 

以下は真横から撮影した写真ですが,オリジナルの赤緯軸を取り去り,ハーモニックドライブを内蔵したアリミゾを直接ハウジングに装着したイメージです。

このアリミゾ部は鏡筒着脱に伴いすり傷がつくので,改造をご注文のお客様に限り交換部品として18,700円(DS75R-20と同価格)で単体販売します。お客様での交換は容易です。

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