AMD-1NとXY70-35で改造したポータブル仕様のP型赤道儀
P型赤道儀をベースとしたポータブル化改造については昨日のブログで紹介していますが,XY70-35やAMD-1Nのパネル側の写真が無かったので改めて紹介いたします。
AMD-1NはP-2用などと同様に下部に乾電池ホルダーを組み込んでいます。極軸望遠鏡の視野照明はこの電池を電源とし,配線とLEDは赤緯体内に内蔵しました。またウエイトシャフトがAMD-1N(電池ホルダー)と干渉しないように60mmの延長筒を装着しています。端には純正のシャフトをねじ込めます。
写真のパノラマヘッド(BENRO PC0)を含んだ一式の重量は約2.8kgです。同様にAMD-1Nを装着したP-2より2kgも軽いので300mmF2.8クラスのカメラレンズでの星野撮影や8cmクラスでの日食遠征用として便利でしょう。
なおP-2は極望の倍率が9倍もあるので八分儀の台形を探すのに苦労しますが,P型は倍率が低いので(5倍9度)南天での極軸合わせは大変容易です。
昨日の記事でXY70-35はXY62の二回りほど大きいと紹介しましたが実感が涌かないアングルだったので正面からの写真を紹介します。この状態だと大きさの差が解りやすいです。重さはXY70-35が620gでXY62が440gです。
| 固定リンク
「PR」カテゴリの記事
- 時代に添った公共天文台の自動化改造(2023.11.27)
- ビクセンVSD90SS用アクセサリーの開発について(2023.11.26)
- ハイランダー保持金具3点セットHLM-3Pについて(2023.11.13)
- SJ-M 経緯台,アルカスイス/ビクセンプレートを両立(2023.11.11)
- 38/45mmプレート共用アリミゾの開発について-4(2023.10.29)