2021年の赤道儀改造やモータードライブ開発について
今年も残すところ1ヶ月余りになったので来年の赤道儀関連作業の計画を立ています。
2020年は写真のP-2やEM-200赤道儀の赤緯側にハーモニックドライブを採用した自動導入改造をメインに行いましたが,2021年は自動導入コントローラー手配の都合上,これらの改造は縮小し,公共/リモート天文台を対象とした原点検出仕様の改造に注力したいと思っています。
また対照的な商品ですがご要望の多い,タカハシの古い赤道儀用の1軸モーターも開発予定です。観望での使用を想定しているのでハンドコントローラーで増減速(4X/32X)ができます。
まとめると来年の主な赤道儀改造やモータードライブの開発計画は以下のとおりです。
- 据付赤道儀(NJP,EM-200/500も含む)を対象とした各種センサー付TITAN改造
- D型,P型赤道儀の観望用1軸モーターの発売→来春発売予定
- Mark-X,P-2,90S用2軸モーター(AMD-2N)の再開→1月から受注開始
- P-2赤道儀をベースとしたポータブル化改造→ 〃 受注開始
- P-2自動導入改造→本日以降,最後の5台(3台までは赤道儀込も可*)を受注
*5のP-2自動導入改造は,赤緯体切断などを行うために万が一の事故対応用として複数の予備機を保有しています。内2台はグリーンハンマートン塗装仕様の初期型で殆ど使用されないまま格納箱で保管されていたものですが(ライトグリーンタイプもあります)次回が最終改造となるためこれらを使った改造も受注いたします。赤道儀本体の価格は,極めて程度の良い個体で税込み77,000円(純正三脚,1.4kgウエイト込み)です。改造でオーバーホールと追尾精度の実測も行うので安心です。手持ちの予備機を使った改造は終了しました。11/29追記
掲載した2台のP-2GOTO改造も極めて程度の良い個体を使った改造品ですが残り2台も同程度のものです。
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