2020年を振り返ってーゴニオ赤道儀
今年はゴニオステージを極軸に使うポータブル赤道儀の構想やっと形にできました。 思いついたのはブログを始めた頃で13年も経ってしまいました。
ゴニオ赤道儀は構造上90分程度しか連続追尾はできませんが,これまで紹介した星景写真の他にちょっとした観望にも便利です。
当初はゴニオステージの強度を控えめに評価していましたが,実際に鏡筒を搭載してみると予想以上の強度でした。写真の10cm屈折でも全く問題ない剛性なので,これなら10cm屈折で日食の撮影もできそうです。
以下は昨日紹介したEM-200DHDで採用したSHG20型ハーモニックドライブと今回のゴニオ赤道儀用の光学ステージで何れもクロスローラーベアリング保持です。
大きさだけの比較ですが,SHG20は約20kgfmのモーメント荷重を許容できるので,ゴニオの1kgfm程度*のモーメント荷重なら余裕でしょう。(*5kgの鏡筒を保持中心から0.2mの位置搭載した場合のモーメント荷重)
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