« QHY268M/ASI2600MM用アクセサリー開発について-3 | トップページ | QHY268M/ASI2600MM用アクセサリー開発について-5 »

2021年2月 3日 (水)

QHY268M/ASI2600MM用アクセサリー開発について-4

B20210203

昨年商品化したQHY600/ASI6200MMのタカハシ/ビクセン接続アクセサリーはOAGの併用が条件ですが,QHY268M/ASI2600MM用として新に作るのはOAGを使用しないタイプで進めています。APS-CサイズのQHY268M/ASI2600MMは小型の鏡筒での運用やマルチスターガイドが主流になり敢えてOAGを使う必要は無いもの*と思われるためです。

写真左はASI2600MM対応のスケアリング調整付テーパーリング接続キットのイメージです。OAGの排除により光路長に余裕が出るため写真手前のASI2600MMに付いたスケアリング調整プレートは取り外さない計画です。

 

このプレートはゼロアジャストに見受けられますが,カメラのフランジ面とセンサーはメーカー出荷時に調整されているので,スケアリング調整を必要とするのは公差の大きいフィルターホイルでしょう。この分を接続キット側で調整すれば問題なさそうです。必要であればカメラ側のプレートでも調整できるので残す事にしました。

なお,このカメラ側のプレートでフィルターホイールの公差を調整することもできますが,カメラをフィルターホイールに装着すると調整ネジは隠れてしまうので現実的ではありません。

そのため,カメラ側のプレートは触らす(センサーとフランジのスケアリングは合致していると想定,異なる場合はコリメーターで調整可)フィルターホイールの公差は接続キット側で調整する方法で検討しています。

当方で接続キットと同時にASI製のフィルターホイールをご購入の場合(QHY製品は天文ハウストミタ)ご希望の方へは接続キットとフィルターホイールの調整を行った上納品します。

また奥の写真のASI6200MMのようにFLI製のFWに装着するアタッチメントを取り付ける場合などは,カメラも含めて購入の場合に同様の調整を行います。何れも調整にともなう費用は発生しません。

QHY268MはQHY600からバックフォーカスが変更されたので従来のOAG接続キットは使えませんが,ASI2600MMはASI6200MM用のOAG対応接続キットがっそのまま適合します。

|

« QHY268M/ASI2600MM用アクセサリー開発について-3 | トップページ | QHY268M/ASI2600MM用アクセサリー開発について-5 »

PR」カテゴリの記事